終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

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    無題  

    調子にのってちょっとばかし不健康な生活を送っていたら1キロ増量・・・
    なんてこった。
    二ツ星のレストランを見た直後のオムレツ増量分がやっと戻ったというのに。
    夏痩せという言葉はどこへいった。ついでにあたまもユルんでいる。
    にしても、ケーキもアイスもパフェも食べられなくなった自分が少々無念だわ。
    年ってこういうことなのね・・・よくわかった(T_T)
    まさか見ただけでおなかいっぱい、しんどくなる日がこようとは。

    6日から五輪が始まったけれど、開会式の演出は「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」のフェルナンド・メイレレス監督だったとあとで知って地団太踏みました。見たかったなァ
    どーして見損ねたかというと、

    ごじら

    またこれを観に行っていたからで~す。(今度は怪獣なんて見たかないという子と、どっちでもいいというオットを無理やり連れていった。結果、ふたりとも「面白いわ・・・」ということでよかったよかった。私もモヨコさんのご主人ということだけはVoCEに連載されていた美人画報で拝見したから知ってるけど、はて、なんてお読みするのかな?と思っていた監督の名前を覚えることができてよかったよかった)
    6日だったので、2011年以降もあるけれども、6日以降の戦後ニッポンへの感慨も。

    category: 雑談

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    シン・ゴジラ  

    ゴジラ

    『シン・ゴジラ』 2016年 日本

    面白かった~~~~~~(嬉)

    ちょっともう、のっけから夢中になってしまいました。
    あれやこれや、いろいろすばらしいです。
    (あ、もちろん初見)

    予告を二度見て、こりゃ、すっとこ映画かしら?と思ったんですけど、とんでもなかった。
    すごく面白かった。観に行ってよかったわァ。
    2011年からこっちの日本をいまいちど考える真摯さを踏まえつつ、ゴジラ映画へのオマージュがすてきで、がっつり風刺の利いたエンタメとしても最高なうえに、自衛隊が協力してる映画でこんなにちゃんとしてるのって、わたし初めて見た気がする・・・

    あと、ゴジラがねぇ、そうくるか!そうくるか!!ってわくわくしちゃった。
    あれ、いいわぁ。ゴジラ。もっかい見たい。恐ろしくて、すごくいい。

    役者さん全員よかった!!(岡本監督は写真で登場)
    石原さとみちゃんは喋るたびに、ブフっと笑ってしまったんですけど、あれもずっと見てるうちにクセになるというか、真似したくなっちゃう感じで。真似したくなるのって名作ってことだと思うので、もうあれでいい。
    ちょっと涙腺緩むシーンも一か所あった。

    うーむ、もう一回映画館で観たいぞ。

    ゴジラ2

    category: 映画感想

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    ショック・・・  

    がーん・・・
    千代の富士が亡くなってしまった。

    相撲を見るのにそう熱心ではないけれど、千代の富士だけは小さい頃から大好きだったので寂しい。
    少し浅黒くて、いつも引き締まっていてかっこよかったのだ。
    小1のとき興行に来てくれたので観に行ったんだけれど、なんせものすごい人(しかも立ち見)で何も見えない。隣にいたどこかの親切なおじちゃんが肩車して「ほれ、見えるか?見えたか?」ってやってくれたので、「見えました!ありがとうございます」って答えたけど、ほんとは何も見えなかったの。でも、おじちゃん、どうもありがとう♪

    北海道出身なのか~とか、「ウルフは若い頃は、細くて、いつも肩が外れてねぇ」という母親の言葉に、(今は大丈夫なのか??)とハラハラしどおしだったりとか、千代の富士の一戦となるととにかく楽しみだったなァ。勝つと嬉しかった。
    ほんとかっこいい力士だった。






    category: あなただけ今晩は

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    グランチェスター2  

    以前見たseason1はいまひとつ乗り切れなかったのですが、今回放映されたseason2は、お!と惹き込まれる部分があって、5話一気に鑑賞。

    主人公の牧師さんがけっこう愛に振り回される(自分の恋愛に)んですけど、今回はそれが減ってる?と思ったら、気のせいだった(笑)てっきり次の愛にいくのかと思ったら・・・
    相棒のおっさん刑事さんは相変わらず顔が素敵。すごくかっこいいわぁ。
    いろいろあった後に、友情を確かめ合おうとして主人公とおっさんが一瞬変な顔になってから、ガバっとハグするシーンがおかしかった(笑)

    それはともかく、S1で見習い牧師?として出てきた副牧師さんがS2では出番がかなり増えていて嬉しい。
    しかも、彼のエピソードが脇でよい味わいなのでさらに嬉しい。
    なんと彼にはじめての恋人ができる!!しかも話が合う。
    隠れて(周囲にはバレバレなのだが、みんな暖かく見守る)するデートのかわいらしいこと。初々しいこと。
    いろんなことを相談して、いろんな話をして、どんどん自信に満ちてくる。

    ぼーさん2

    しかし、彼は若くて生真面目、勤勉な優しい牧師さん。
    50年代だし禁忌を破ることは神に背くという思いもあるのか(あと、恐怖もあるだろう)、キスも許さない。(俳優さん、すごくうまい)
    いくら清純な君を愛しているとはいえ、そんなに長くは待てないよ・・・という恋人の気持ちもよくわかるのよねぇ。
    別れ際の「愛というのは待つことでしょう?」というシーンには、思わず泣いてしまったぜ(T_T)
    残念だけど、あれだよ。仕方ないよ。でも、元彼がのちのちまで忘れられないのは牧師さんだわ。ストイックな恋は、ほろ苦い哀しみとともにずっと記憶に残って消えないわよ。がんばれ、レナード~~~。

    で、成長し本物の強さも出てきた彼は、権威にもきちんと正義を通す立派な牧師へと変わっていく。
    season3の彼の活躍がますます楽しみ♪

    もう一人、主人公の世話をしているマグワイア夫人がこれはS1から引き続きとってもいい。好き好き。
    不愛想でしっかり者で口うるさくて頑固ですごくあったかいの。
    ちょっと赤毛のアンのマリラみたい。

    ぼーさん

    彼女もS2の最後でついに・・・♪副牧師さんとの仲もよくなって、さて、S3はどうなっていくのか。
    アマンダも転がり込んでくるのかしら・・・
    牧師館も忙しくなりそう。



    category: その他の感想

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    無題  

    そうそう、中村紘子さんが亡くなられたのだった。
    つい何か月か前に、題名のない音楽会に出演されていて、そのときはお元気になられたのかな、よかったと思ったのだが。
    中村さんはTVでしか見たことがないけれど、あるとき(わりと近年かも)、あなたの演奏はとても素晴らしいけれど、会場にいる全員を私に惚れさせる!そういう気持ちで弾くともっといいと思うわ。もっと音がよくなるわ。的な気分が盛り上がる後進指導をされていて、その口調からしてとても素敵で、あぁ、いいなぁ。かっこいい女性だなぁ。と思ったことがある。合掌。

    category: 雑談

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    シング・ストリート  

    sing-street-(2016).jpg

    『SING STREET』 2015年 アイルランド、イギリス、アメリカ

    初見。
    音楽映画と知って見てきました。
    だーい好きなところと、んんんんん~???てところとハッキリ分かれてしまったけれど、SING STREETのオリジナルナンバーはすっごく良かった。(1曲、不覚にも泣けてしまったわ)

    しかし、舞台が1985年て。もろに同世代。
    同じように洋楽の世界、洋画の世界に一気にのめりこんだ青くさい中1だった。マドンナ、ボン・ジョヴィと同時にデュランデュラン、a-ha、ザ・キュアー、ジェネシスも聴き、バックトゥザフューチャーも観に行った。部活してる以外は、ラジオにかじりついてひたすら、放送室にあった洋楽録音テープを聞いてひたすら80’sにどっぷりだった。
    (音楽で気になったのは、U2のUの字も出ないことと、「愛がとまらない」が流れたこと。あれ、87年のヒット曲なのに、なぜ85年で使ったんだろ??)
    MVも親の目を盗んではベストヒットUSAで見てたなぁ。
    だから、SING STREETの15歳たちが必死に作るMVが楽しくて。この80’s感、ドリューとヒューたんの「ラブソングができるまで」のむちゃくちゃ可笑しいMVと同じくらい好き(笑)これこれ。これだよね~~っ(笑)ていう。

    少年たちと少女はとてもいい。
    バンドものなので、主人公とエイモン以外の仲間の個々の背景ももーちょっと見せてほしかったけれど。せっかくいい味出してるのに。
    いちいち影響受けまくる彼らの姿がいとおしい。
    音楽をともにかたちにしていく姿がいとおしい。
    主人公の少女への思い、少女の思いもいとおしい。
    化粧を落とすとあらわれる少女の素顔がいとおしい。
    コナーの兄貴は死ぬんじゃなかろーかと心配しちゃった。
    自分が部活と洋楽と映画にのめりこんだ理由は結局兄貴と似たようなものだったんだろうから(逃避行動)、のっけからあの長男は気になったのだ。

    あとはまぁ、ひたすらあの楽曲を思いだそう!!!




    category: 映画感想

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    トランボ ハリウッドに最も嫌われた男  


    TRUMBO.jpg

    『TRUMBO』 2015年 アメリカ

    初見。ちょうど40~50年代の映画に耽溺中だったので、観に行かねば!!と京都まで。
    面白かった!

    いやぁ、『スパルタカス』のクレジット見ながら、こんなに嬉しかったことはないわ~
    隣の老夫婦が、カーク・ダグラスが登場すれば「おおお、そっくりや!よぉ見つけてきたな」、オットー・プレミンジャーが名乗れば「プレミンジャー!!!プレミンジャー!!!」、と小声で喝采を送るので、わたしも、「ね!ね!」と一緒に心のなかで頷きまくりでしたわ。
    そのくせマックィーンの、『パピヨン』がトランボ作品だったことも(クレジットされてるのに!)、『ローマの休日』の脚本家が本当はトランボだったこともまったく知りませんでした。映画好きとはよう言うた、と老夫婦に怒られそう・・・


    ハリウッドの赤狩りといえば、昔読んだエリア・カザンのエピソードが強烈だったけれど、この作品では彼については特に何も。ヘレン・ミレンの憎らしいヘッダ・ホッパーが楽し気に毒吐き。当時の本物の映像もちょこちょこ。マッカーシズムは集団ヒステリーのよう・・・。
    信奉する主義主張はひとそれぞれ、正否も経過も結果もあとにならんとわからんし。仮に思想がよいものだったとして、残念ながら制度を動かすのは人間だ。それが一番信用ならんのは、自分を見てりゃわかる。

    「ひとつ自由を失ったら、ほかの自由もやがて失うことになる」(だったかな?)は、まったくその通りだとしか思えない。それに、その自由を奪う権利が誰にあるもんかということも。精神と肉体の自由を強制的になにものかに奪われることは許しがたい。(と思っているから、マックィーンが大好きなんだもの♪)

    トランボはあの恐ろしい時代に、自分のもつ才能を駆使して、家族の助けを得ながら断固戦い続けた人だったのねぇ。

    役者陣、ブライアン・クランストンは、わたしブレイキングバッドしか知らなかったので、映画ではお初。トランボ、良かった。彼の妻クレオを演じたダイアン・レインが相変わらずきれいで、しかも不自然な美ではなくてとってもいい年の重ね方をしている美しさで嬉しくって~。
    スクリーンにうつると手を振りたくなる男のジョン・グッドマンは安定のグッドマン印♪プレミンジャーのクリスチャン・ベルケルや、ハンターのアラン・テュディックも嬉しい。けど、アラン・テュディックずいぶんと恰幅がよくなられて(^^;

    映画を見ながら、「今」を思う・・・。そういう作品でした。




    category: 映画感想

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    陽のあたる場所  

    A PLACE IN THE SUN2

    『A PLACE IN THE SUN』 1951年 アメリカ

    むぅ~、名作・・・(今さらですが)

    本日はMontgomery Clift没後50年だったので、さて何をみようかと迷って、結局これに。

    再見とはいえ、高校のとき以来二度目で細かな部分は覚えていなかった。
    当時はなぜか石川達三の「青春の蹉跌」を読んだばかりで、似たような部分もあり(こちらの映画のほうが十年以上先だし、映画の原作はそもそも戦前のものなのだが)ひっかかりを覚えるところもあってあまり好きになれなかったんだわ。

    モンゴメリー・クリフトといえばいつも切羽詰っていて暗い・・・というイメージは、子供のときにTVで見た「終着駅」(初モンティ、子供の自分にはちょっと怖かった)と、この作品のせいだろなァ。

    が、今回見てみたら、えらい吸引力のある画面にびっくり。
    オットと前のめりで必死に見入ってしまった。目が離せない。
    役者など消えてしまって、ジョージとアリスとアンジェラと警部とおかんと神父、あとは叔父ら一群と目撃者たちしかいない。
    見ていると、いちいち3人の気持ちが憑依してくるため、それこそ切羽詰って追いつめられてしまう。(終盤、もう、あかん!!あかん!!と耐えきれず、思わず中断して、トイレ・・なんつって席をはずして「こんなとこで止めるな~」と怒られた)
    3人とも抑えた演技なのに、こちらを落ち着かなくさせるのはモノクロと多めの闇と悲劇の予感のせいか。

    ほんと、疲れたぜ・・・(T_T)

    有名すぎる作品だし、話の内容もいたって説明しやすいものなのに、この強力な力はなんなんだろうか。
    やはりスティーヴンス監督の演出かしら。そして役者かしら。まぁ、なにもかもだろうな。

    A PLACE IN THE SUN3

    十代の頃は、ジョージが最期にアリスをちらとも思い出さないのはどうなんだ?という点が気になってしまったのだったか。
    数十年後の自分は、しゃぁないな・・・だって最期なんだもの。代わりにこっちでアリスに謝っとくわ、みたいな気持ち。陽の当たる場所に恋い焦がれて結局ダメだった悲惨な男、同じく悲惨な女、男を愛した悲劇の女、3人のために祈りたくなるラストだ。

    説明は特にないが、ジョージの父親はおそらくもともと金に困らない家で育ったが、それをあえて捨てて奥さんと共に信仰、伝道、貧しい生活に身を置いて持たざる人々のために祈り行動する生活を選んだのだろう。しかし、生まれたときからずっと親の意向でそういう生活を強いられたジョージの場合はどうだろうか。逃げたしたくなるのじゃないか。
    アリスと歩いているとき、そういう伝道一家を道で見かけて、怯えたような眼差しになるジョージのワンシーンが、彼の心を、過去を如実に表している。

    奮発して買ったスーツで叔父一家の家に挨拶に行ったジョージの場違い感。呼ばれていったパーティ会場でも、誰も彼に気が付かない、誰も彼が見えないというあの描写。
    孤独というのは他者によって呼び覚まされ、他者によって癒されるものなのよね・・・
    湖での事故のあと、良心の呵責と恐怖にさいなまれて疲れ切っているジョージが、アンジェラの父親に自分の過去を隠すことなく素直にとつとつと語るシーンも胸が痛む。
    一瞬(これは見ている側もだが)アリスに消えてほしい!!と願ってしまったために、また、しなければいけないことをしなかったために死の宣告をうけることになる青年。
    互いに憎からず思っている職場の女工さんを妊娠させ(人恋しくてすり寄っていってしまう感じがモンゴメリー・クリフトうまい)、そうなったとたん陽のあたる場所が彼を受け入れてもいいと手招きし始める皮肉。いっそ野心満々の悪い男ならよかったのに、気弱で半端にやさしい男なので余計に悲惨なことになる。

    それにしても、あの湖でのジョージの(殺すべきか殺さぬべきか、どうしようどうしようどうしよう・・・)と書いてある葛藤しまくりの顔ったら!
    (ジョージ、あんたバレてるわよ!そんな風に彼女を見るもんじゃないわよ!そんなんじゃ計画失敗よ!!)と、とんでもない気持ちになるとともに、(アリス!逃げろ~~~逃げろ~~~~!!!)と思わず拳がかたくなっちゃった。
    私なら、彼からオールを奪い取ってぶん殴る!とも思ったわ。(ジョージ華奢なので、勝てそうである)
    もちろんアリスにもバレバレで、だからあんな事故が起こってしまったのだが・・・。
    事故が起こらなかったとしても、明るい未来は待っていない・・・ということが目に見えているので、つらい。

    3人にはそれぞれ幸せになってほしかった・・・
    やるせないような遠い目になってしまうような、悲惨極まりないんだけれども美しい哀感がたっぷりの名作。

    A PLACE IN THE SUN1

    脚本も演出も引き込まれる(音楽もちょっと映るネオンとかも面白いし、ヘイズ・コードのおかげで見えない部分が多いラブシーンもかえっていいのだ)が、それを可能にする役者がまたどんぴしゃ。
    『アルフィー』では、若いケイン様に人生の塩辛い部分をぱっと見せる豊満マダムが最高だったシェリー・ウィンタースが、ここではつましい生活をしながら必死にジョージという男を離すまいとする女工のアリスを好演。
    我慢して我慢してそのあとは絶対引かない、というようなちょっとしぶとく逞しい感じが見え隠れする感じがとってもいい。
    強そうだけれど、可哀想で守ってあげたくなる感じもいい。

    A PLACE IN THE SUN5

    ジョージが一目で、また彼女も一目で彼に惹かれてしまった、というのがダイレクトに伝わるアンジェラ嬢になったエリザベス・テイラーは、完璧すぎて女の私もうっとりだ。
    しかも、リズのアンジェラはただのお金持ちのきれいなお嬢さんではない。どこかとっても人が良くて明るく暖かくやさしい感じがするのがいい。苦労知らずかもしれないがバカではなく、そのぶんとても素直で愛らしい。ものすごい美貌なのに、冷たい感じいやな感じがゼロ。また、ジョージよりも年下なのに、時に姉のようにも母のようにも見えたりする。ホッと安心できる陽のあたる場所そのもので説得力がありすぎる!!

    引きの多いカメラが、ジョージとアンジェラのシーンはアップアップアップ。美男美女がひたすら麗しく(ハリウッド万歳、みたいな気分になる)どう見ても、互いに恋しているとしか思えない。演技とか忘れてしまう。ついでにアリスのこともつい見ている側に忘れさせ、あとで、あ、ごめん!アリス!!ついボーっとしちゃった!となる感じ。(それを狙ってるんじゃないかなァ)
    ジョージがアンジェラを見る瞳はいつもどこか助けを求めているような悲痛な感じだが、アンジェラがジョージを見つめる瞳は多彩で、興味深々から、どんどん惹かれてうっとり、自分の持てる愛情をすべて注ぎこもう、力になろう、守ろう・・・という風に変化するのも地のようにしか見えない。

    Elizabeth Taylor


    そんなリズとの相互作用が素晴らしいモンゴメリー・クリフトは、叔父の家でのおどおどしたシーンから(うまい!!)としか言いようがない。みんなに値踏みされている貧乏青年、あるいはみんなに見向きもされない大人しく自信のない青年・・・。一番ハンサムなのに、居場所がなく地味で壁みたいになってるんだもん。
    そして、見ている我々は彼から目が離せなくなってしまう。
    (この一連のジョージの様子を見ながら、クリフトのトム・リプリーを見てみたかったと思ってしまった。ドロンのトムはドロンにしかできない素晴らしいものなので、それは置いておいて、モンティのリプリーもまた原作のおどおどした淋しい淋しい青年像を完璧に体現してくれたろうなぁと。)
    アリスとのキスも、アンジェラとのキスもとてもうまい(撮り方もあるだろうが)し、裁判での、事件の日のことを正直に話したいがあまりはっきり覚えていなくて困惑している、というさまもうまい。警部もよかったし。葛藤するさまざまな表情は言わずもがな。メイドさんに呼ばれて振り返る顔はほんときれいだったな・・・

    が、没後50年として見るにはちょっとつらい作品だったわよ、モンティ~~~(T_T)
    「山河遥かなり」を今日見ればよかったかも。
    ジョージもアンジェラもアリスも永遠だけれど、役者さんたちはみんないなくなってしまったんだと思うと寂しい。
    今晩は、3人に手を振りたい気分。

    mf5.jpg
    撮影中のふたりと思われる写真があった。笑ってるし、仲良さそうなのがいいから貼っとこう。



    category: 映画感想

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    山河遥かなり  

    i421197.jpg

    『THE SEARCH』 1948年 アメリカ

    再見。ずいぶん久しぶりに鑑賞。
    原題は捜索。めっちゃ探す、必死にたどる、みたいな感じか。
    (邦題は気持ち的にわからんではないけれどもちょっとセンチメンタル)
    フレッド・ジンネマン監督の静かな怒りを感じる反戦映画。

    ナチによる強制連行の犠牲になった恐ろしい数の子供たち。
    戦後、国連主導の保護活動が始まり、ドイツ駐留の米軍関係者が子供たちを救護するものの、彼らは親兄弟とはぐれ殺され、収容所での死の恐怖と暴力という劣悪な環境に置かれた末に誰も信じられなくなり、老人のような表情を浮かべ黙って怯えきっている。
    ハンガリー、ポーランド、チェコスロバキア・・・子供たちの言葉は字幕が出ない。が、殺される!と、怯え逃げ惑う彼らの恐怖は胸に迫る。
    この一連の描写が20分以上続くが、「戦争」というものがふかくしみて痛い。
    爆撃による荒廃が生々しい街の風景に呼応するように、子供たちのこころにも生々しい傷跡がぱっくりと口をあけている。

    sanga4.jpgsanga7.jpg

    そんな子供たちのうちのひとりである少年は、父と姉を失い、アウシュヴィッツでは母親と引き離されてしまった。
    チェコスロバキアの音楽を愛する医者一家、マリク家の母子。
    深いショックのあまり、言葉が出ず、過去も思い出せず(覚えているというか、忘れられないのはフェンスだけ!!)怯えて黙ったままの少年は、救護の間の移動中恐慌をきたし、友人とともに脱走を試みる。
    同じころ、生き延びた少年の母も必死に息子を探していた。
    母子は出会うことができるのか、少年は記憶を取り戻せるのか・・・。

    というわけで、THE SEARCH。

    もう、これはジワっ ジワっときて、鼻の奥が痛いったらないのです。
    母の気持ちはたまらんし、救護のおばちゃんの気持ちになってもたまらんし、子供たちを思うとたまらんし、子供の気持ちになってもたまらない。もちろん、冷静に戦争を人間を考えてもしまう。

    sanga5.jpg

    ラスト近く、汽車に乗らなかったミセス・マリクが笑顔で、「マレーさん」というところで、涙腺大決壊だったわ(T_T)
    このマレーさん(アリーン・マクマホン)がすごくよいのだ。疲れ切ってあまり表情を変えないものの、愛情深いのがじわりと伝わってくる戦災孤児保護活動責任者で、この最後の最後で見せる笑顔がほんと素晴らしい。
    ミセス・マリク(ヤルミナ・ノヴォトナ)がまた凛とした母でひじょうにいい。表情一つで揺れ動く母の気持ちがダイレクトに伝わる。
    さらに、一番大事ともいえる彼女の息子であるカレル少年。この坊やがまた・・・(T_T)
    ただでさえいとけない子供の細い首や細い声に涙が出そうなのに、この内容なんだもの~(T_T)

    追悼月間てことで作品を再見したモンゴメリー・クリフトは、いやぁ、やっぱり若いときもすっごくいいなァ。
    誠実な青年像がぴたりとはまって。

    sanga9.jpg

    少年を助け、養いつつ言葉を教えたりしてるうちに父性に目覚め、もうこの身寄りのない坊やを俺が引き取ろう!!育てよう!!と決める米兵のスティーブ。坊やにプレゼントを買ってきた彼がジープから降り際に一瞬見せる笑顔の粋さに撃沈したわ。(男前すぎ)
    また、彼に徐々に懐く坊やがたまらん可愛いのだ!!(お兄ちゃんほっといておばちゃんちへ来んか~という)

    ひょんなことから母親のことを思い出し、彼女を探そうと家出した坊やを必死に追いかけ探しまくったスティーブが、しくしく泣き出す坊やを「hey,hey・・・hey・・・」と慰めるシーンは、坊やの気分になって泣きそうになった。(落ち込んでがっくり肩を落としている少年に、そっと「hello」と声をかけるところもすっごくいい。その言い方が。ニコラス・ニックルビーの時の孤児たちに勉強を教えてるダーシーさんと同じ慈愛が噴出しておりましたの。うわーん、と泣きたくなる感じの温かさ)
    もちろん、母との再会は最高で、これまた涙涙でありました(T_T)(T_T)
    よかった、このラストで(涙)
    現実はほぼこんな奇跡は起きなかったからこその怒りと、青年に投影された人類が本来持っているであろう良心についてしみじみ考えてしまう。

    sanga6.jpgsanga2.jpg

    今日も、天国に向かって手を振るワタシ・・・。
    モンゴメリー・クリフトはすてきな俳優さんだ。

    category: 映画感想

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    マリリンとA.ショーとメキシコ  

    連休中に。



    mf11.jpg

    マリリンが好きなので、ずっと意図的に避けてきたミシェル・ウィリアムズのマリリン7日間の恋。
    ミシェルはランド・オブ・プレンティのラナ以来好きな女優さんだけど、彼女がマリリン!??と思ってしまったんだわ。 (というか、誰が演じても、違う!と思っちゃうだろうなというのがほんとのところ)

    が、ケーブルでやっていたので、ええい、いけるやろ!と録画して見始めたらば、
    さすがミシェル~~~
    はじめは、なんかちょっとごつい・・・と思ったものの、あっという間にマリリンが出現しておりました!!拍手。
    (フォイルさまこと、マイケル・キッチンもご出演でしたわ♪)

    MY WEEK WITH MARILYN

    が、マリリンが表出してきたせいで今度は見ているのが辛くなってくるという困った事態に。
    現時点で、やむをえず中断中。(マリリンにはらはらして、若者の恋どころではない)



    wakakishishitachi.jpg

    『THE YOUNG LIONS』 1958年 アメリカ

    初見。ついに見てしまったわ~。『若き獅子たち』。
    十代のころ、アーウィン・ショーの原作にどかんと感銘を受けたため、映画のキャスティングを知って見ないままきた作品。
    が、モンゴメリー・クリフト追悼月間てことでついに鑑賞。

    なるほど、ちゃんと若き獅子たち。3人の青年の物語。
    でも、省略された部分、変更部分を頭のなかであちこち補填作業・・・もあったかも。

    個人的にはマクシミリアン・シェルがクリスチャンだなと昔考えたものだけど、彼はなんと上司役でご出演だった。
    マーロン・ブランドのクリスチャンももちろん安定してうまいものの、脚本的に原作であぶりだされていく好青年だった彼がナチスに身を投じ、さまざまな体験をするなかで本来の人間性が徐々に破壊されていく恐ろしさ、悲しさ、皮肉があまり見えてこなかったのが残念。逃亡者と女たちを売るはずの(そこへいくまでの心理描写が巧みだった覚えが)彼が、なぜか「愛してるよ、ごめん」て置手紙して出ていくようなクリスチャンに変えられているのもどうなんだ、と。
    ディーン・マーティン(歌声が聞けた♪)のマイケルは、これもなぁ。映画にするとなると、ちょっと難しいのだろうか。印象が薄くなってしまっていたような。
    ユダヤ人のノアがクリフトで、これは事故後で表情もずいぶん変わってしまっているとはいえ、とってもいい演技で魅力的なノアだった。この映画では、ノアが一番やりがいのある人物じゃないかと。
    彼の妻ホープを演じるホープ・ラングがこれまた素晴らしく、初々しい二人がひじょうによい!!

    hope-lange-younglions-3.jpg

    原作のノアは、クリフトの若い頃っぽかったはず。
    (これ十代かな)
    mf8.jpg


    にしても、ラストのものすごい改変はどうなんだろう…。
    幸せになってほしいノアには(というか、クリフトには)とてもいいんだけれども、ババリアの森での三人の青年の対決が・・・。
    「ようこそ、ドイツへ」ってなぜブランドに言わせなかったのだろう。人格を変えなかったから仕方ないか。
    戦争が引き起こす人間たち(兵士も市井の人々も)の変化と悲劇、恐ろしい堕落とゆがみを生む罪悪は、原作のほうがかなり凄まじかった。(が、なにぶん長い小説を2時間ほどの映画にするとなるとこうするしかなかったのか)

    実家へ原作を取りにいかなくちゃ。


    その後、



    The-wild-bunch.jpg

    これまた数十年ぶりに、ワイルドバンチ(69年)を鑑賞。(オリジナル・ディレクターズ・カットとしては初だけど)
    役者陣の面構えがものすごくて好きだし、のっけの銃撃戦も大好きだし、まったく好きでない箇所も昔と同じだった。
    ロバート・ライアンはいつ見てもかっこいい。こんな大人になりたいと思ったもんだけど、女としてあこがれるにはちょっと違うか?にしてもすてきである。
    ウィリアム・ホールデンのパイクの気持ちが痛いほどわかる気がするのも、昔と変わらず。

    ペキンパー監督作品をじっくり見るのは体力がいるな、しかし。
    回復したら、久々のゲッタウェイとジュニア・ボナー2本立てをしよう。
    いま、そういう気分。

    category: 映画感想

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