終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    ウッドストックがやってくる!  




    『Taking Woodstock』 2009年 アメリカ

    初見。
    あれ?ジェシーことジョナサンってばアン・リー監督作品に出演しているではないの!!と気付いて、大喜びで視聴しました。うわぁ、好きだこれ~。

    舞台は1969年。月面着陸の69年。その一瞬の美しき輝き。
    まだこの世に存在していなかった自分には、ウッドストックもヒッピー・ムーブメントも同時代性がなくて、
    残念ながらその歴史や空気がどうしても皮膚感覚的に”わかる!”とはなり得ないのですけど。
    なんでヒッピーは素っ裸になりたがるんやろ?なんで愛と平和にLSDがくっついてくるんだろ??と、
    いまだによくわからないことだらけだし。(そのイメージ自体が間違ってるのかしらん?)
    しかし、壮大な野外音楽フェスがやってくる、ついに始まる、というなんともいえない高揚感、
    祭りのあとの帰り道、おもしろうてやがてかなしき…的なあの気分、それはもうほんとよくわかるので…。

    また、このお話はあくまでもフェスの開催地となったニューヨーク州のかなりの田舎町でモーテル(大赤字で大変なうえに、なんだか探偵ナイト〇クープに時々出てくるパラダイス的ななんともいえないモーテルである)を経営する一家、家と町のためにフェスを呼び込むことにした一家の長男エリオット青年が主人公であり、3日間のために何かが変わってゆく町の話でもあって、寄り添いやすくなっておりました。




    『推手』の時から一貫している、主人公の抱える葛藤と、個の自立、というテーマがしっかりこの作品にも感じられたなぁ。でもって元気がでますの。やっぱりいいわ。アン・リー。
    個の自立には孤独への強さ、多様な価値観と自由というものについての尊重が不可欠と思いますけど、家族、社会のなかで生きる人間たちの機微を穿つ監督の演出、ほんと好きだ~~。




    役者さんたちもみな良くて、主人公エリオット(ディミトリー・マーティン。好きなお顔)は応援せずにはいられない心の優しい悩める青年だし、アクの強すぎる母(イメルダ・スタウントン)、どんどん表情が変わっていく父(ヘンリー・グッドマン)、人間が超男前のビルマ(リーヴ・シュレイバー)、戦争で受けた傷は大きそうだけれど自分なりになんとかしようとしている同級生のビリー(エミール・ハーシュ)、改装工事をやってくれてる男や前衛劇団の憎めない男、ラングの連れの女性などなど個性的な面々が存在感抜群でした。




    お目当てのジョナサンは、ウッドストックのプロデューサーであるマイケル・ラング青年を演じてるんですけど、このファッションと頭↑なのに、いつも妙な登場の仕方で現れるのに、なんかむちゃくちゃかっこいい…
    ジェシーとはまた全然違う男っぽさと、この人に任せたら大丈夫や!と思えるような自信に裏打ちされた人間的な大きさと魅力がキュッと光ってるのです。相変わらずの声だし♪
    「うまくいくさ。波動がきてる」と振り向くジョナサンに細胞ごと持ってかれました。間合いの詰め方がかなりセクシー。
    ジョナサン、すっごくいい役者だわぁ。惚れ直した。

    役者さんたちの魅力を十二分に引き出してるアン・リー監督はやっぱり名監督だと再認識しました(嬉)

    category: 映画感想

    tb: --   cm: 0

    コメント

    コメントの投稿

    Secret

    プロフィール

    最新記事

    最新コメント

    月別アーカイブ

    カテゴリ