終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    エドワードⅡ  





    ジョセフ・ファインズとダーシーさんが昔 EdwardⅡの舞台をやったと知り↑(見たかった~)
    どんな話?と思って原作戯曲を読もうと探してみたんですけど 簡単には見つからなかったので
    先に映画化作品を借りました。

    初見。




    『EdwardⅡ』 1991年 イギリス、日本

    難しそう…と学生時代に恐れをなして見ないままきた1本のひとつ。
    ジャーマン監督作品に触れるのはこれで2本目。
    1本目は『ジュビリー/聖なる年』で、あれは色褪せない文学という感じが良かったのですけど、
    今回も、ビビらずに当時スクリーンで見とけばよかったと思いました。面白かった。

    「なぜみなが嫌う者を愛する?」

    いろんな人がエドワード2世にそう尋ねるのですけど。
    そりゃあ、ガヴェストンが魅力的だからに決まってる~。
    野卑で下品?むしろ一番生き生きして正直で輝いてるように見えたし。
    ずらりと並んだ聖職者たち全員(!)に唾を吐きかけられ追いだされながら、彼は堂々としておりました。
    マイノリティよ、誇り高く生きるべし。という監督の思いが込められてるようでしたわ。
    どちらが美しいかよーく見よ、という。(それともあの演出は戯曲にあるものなのだろーか)

    台詞の端々に皮肉が感じられるのは、きっと作者マーロウ自身の反体制気質の現れ。
    ガヴェストンがいきいきしてるのは、そんなマーロウの魂ががっつり吹き込まれてるからに違いない。
    ガヴェストンとエドワードの二人の間にだけ下衆根性が一切介入することがないので、二人が一緒の時はやけにチャーミングなのでした。
    なぶり殺しにされる最後の最後まで屈しないガヴェストンはあっぱれでした。





    愛するひとに愛されず静かに憎悪をたぎらせる王妃役のティルダ・スウィントンは美神のごとき輝き。
    義弟の頸動脈に食いつく姿もエレガント。
    もっとしたたかで怖ろしい王妃だったのではないかと想像するけれど。

    「忌々しい運命め!」というモーティマーの最期の台詞は、脚本通りなのか脚色なのか。
    エドワードのそれはどうなのか、やはりマーロウの原作を探して見なくちゃ。

    「だが これだけはわかる。死はすべての終わり。死ねるのは一度きり。
    死よ 来たれ。お前の指で 目を閉じてくれ。生き永らえるなら 我を忘れさせてくれ 」

    ほんとにねぇ。


    サー・イアンのEdwardⅡ発見。凄い!!

    category: 映画感想

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