終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    PSYCHO1960  




    映画「ヒッチコック」は、劇中でのパーキンスの言われようだけ なーんか癪に障ったので久々に鑑賞。
    あぁ、やっぱり何度見ても面白い。素晴らしい。古びない。
    音楽も編集も役者も完璧。何てモダンなタイトルバック。
    (パーキンスを主演男優ノミネートすらしなかったアカデミーの罪深さを思うと暗い目になる…)


    なにやら楽しげな3人♪↗

    古今東西、映画にはさまざまな困った登場人物が出てきますけど、やはりどうも知らぬ間に彼らに肩入れして、距離感が近くなってることにふいに気付かされ 我に返る怖さ…というのがいいんじゃないかと。(P.ハイスミス作品の人物はみんなそんなんである)
    サイコしかり、太陽がいっぱいしかり、コレクターしかり。
    これは見る年齢に関係なくそうだというのがまた怖い。(少なくとも自分はそうだった)

    サイコの場合、ええもんであるにも関わらず、(このおせっかい!そっとしといて!バレちゃう!)と、つい邪魔に思ってイライラさせられるのが私立探偵と姉を探しに来た妹である。




    この倫理観無視の、己の心のほの暗い何かに触れられる瞬間というのがホラーなのねん。
    同じように、大金持って逃げてる最中のジャネット・リーと同じ気持ちにさせられるのがこの人。




    この警官が、サングラスをかけていなかったらどうだろうといつも思う。
    うーん、怖ろしさ8割減だな。マリオンも挙動不審にならずに済んじゃいそう。
    サングラス効果と同じようなのが、たとえば「北北西~」のタクシー運転手の後ろ姿の頭と首すじ、両の腕。それだけしか見えない彼の底知れぬ怖ろしさよ。(何もしないのに)
    人を不安にさせるもの、についてあれこれ考えさせられる。




    一番疲れるシーン。ワイパーが役に立たないような雨になるのもいい。追いつめられる。




    このジャネット・リーの瞳や、足の裏というのはずーっと見ていたい気分にさせられる撮り方だし。




    会話を聞いてるうちに、あかん、この人、あかん人やわ…と徐々にゾーッとさせられるパーキンス扮するノーマンの一挙手一投足、瞬間的に色彩が変わる眼差しや声のトーンがもうたまらない。
    役に入るまでに、どれだけ入念に準備したかと思うわ~。
    あと、これは本人の資質だけど、身体も含めてなんとも知的なところがいいです。
    ノーマン・ベイツが品がなくてアホっぽかったら全然だめだもの。




    パーキンスの「死んでもいい」という62年の映画、見たいなァ。

    category: あなただけ今晩は

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