終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    イノセント・ガーデン  



    『STOKER』 2013年 アメリカ

    初見。想像してたのとは違った世界でしたけど、妙な映画で面白かったです。
    12の頃を思いだすようなとこもある作品で。
    思春期ものでファンタジーな、一種のヴァンパイア映画かなと。

    同じ種族を求めての長期計画。(気長いぞ!!叔父さん)
    げんなりしちゃうただのサイコパスではなく、ブラム・ストーカーからつい勝手に色々連想しちゃう”ストーカー一族”の物語にしてるところがいちばん良かったです。

    萩尾さんの「モードリン」のウィル叔父を思い出すチャーリー叔父さん。
    いっそもっと謎めいててもよかったけども。病院の具体的な描写なんか省いちゃって。ちょっと親切すぎるかと思って。




    ピアノの連弾シーンがいいです。
    女として怪物として覚醒していくインディアと、屋敷のどこかでその音色を聴いてゾッとしているであろう姿は見えない母親エヴィを思うとぞわ~っと身悶えします。この時点では叔父さんの正体が不明なままなので。
    幼いチャーリー叔父さんとインディアが図らずも同じ性質、行動をしてると気付くシーンは不気味だし、我が娘と弟の共通点を感じとり狩猟に連れ出すことで目覚めを抑えようとしていたらしい父の心中も怖ろしいし(自分がいなくてもいざとなったら弟を抹殺せよ、との気持ちも感じる)、地下の死体のことを黙っている揺れ動く若い女の子の気持ちもすごーくわかる。

    ピアノを弾いている時の、中年男女のそれ、少女と叔父のそれ、というお尻に重点を置いた視点もなんだか面白かった。少女の感じる嫌悪感、身に覚えがあるし。
    やたら群れて組合作りそうなヴァンパイアものは苦手ですけど、こちらは孤高を保って新世界へ飛び出していく、という感じなのでホっ。(まぁ、野に放たれても困るんですけど(T_T))

    キャスティング、良かったです。漫画のようなファンタジー世界にぴったり。
    大事な大事なインディアが、ミア・ワシコウスカ。も、彼女が素晴らしいので映画も面白くなったと思います。
    先日みた「永遠の僕たち」とはまたぜんぜん違う個性が光ってました。
    潔癖で自意識と欲望の塊で残酷な少女期のややこしさかなしさがよく出ていて、やっぱり目の凄みがいいなー。
    チャーリー叔父さんは、マシューくん。こういうの似合うだろうとは思ってましたけど、エゲレス人らしい自然な腹と背中と顔のきれいさが相まって余計に気持ち悪くて良かったわ。瞬間的にヤバイ人に見える目が怖いし。電話ボックスであんな風に迫られるジン大叔母さんがとっても気の毒でした(>_<)




    インディアとまったく違うタイプの女であるエヴィがニコール・キッドマン。相変わらずきれい。声も可愛い。エヴィとしてもやっぱり完璧。マシューくんに色目を使っても、マシューくんも美人なのでなかなか思うようになびきそうにないという図がホラー度を高めてました。
    インディアの父が個人的に久々のダーモット・マローニー!「ベスト・フレンズ・ウェディング」の優しい彼。(「ロングタイム・コンパニオン」も忘れられない)いい感じの渋みがまして素敵になってました♪




    さ、年賀状に取りかからねば…



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