FC2ブログ

    終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    合掌  

    711.jpg

    6月18日に加藤剛さんが亡くなられていたと知り、昨晩は古本屋さんで手に入れたこの本を早速読み耽って個人的な追悼をしておりました。
    物心ついた頃には、加藤さんの大岡越前守がそれはそれは端正かつ上品な佇まいでブラウン管の向こうからこちらを見ておられ、子供心に大人とはこういう感じの人のことを言うんだろうなぁ、きれいなぁと、勝手に心底信頼して物語を安心して追っていたような。(もちろん、母親の”加藤さんは静岡県出身でお父さんは校長先生”話や、”伊織役の竹脇さんのお父さんはアナウンサー”情報付き)
    なにを見ても内からにじみでる清廉さが際立って、こちらの背筋も自然に伸びるような心持ちになるすてきな俳優さんだった。

    「日本の『わび』も『さび』も、単に俗からの逃避のための花鳥風月三昧ではあり得ない。まず人に対しての己の心のあり方の追及が、その中心にある。膝を屈し心売らないことが基本思想にある。まず自分自身の『個』がなくて、どんな広い『連帯』があり得るだろうか。」

    加藤さんの文章を読んだのは初めてだったけれども、これがまたとても加藤さんらしい知的で芯の通った美しいそれで、厳しさやユーモアもあって何ともうまい!奥様を”わが同業者、わが友、わが妻なる一人の女”、と記してらっしゃるのもいい。その上、猫好き!!猫好き!!(二度言うた)
    三匹の侍は、数年前にケーブルTVで少し見たけれど、そんな役作りをしていたとは気が付かなかったのでもう一度やってほしい。
    猫ちゃんとの共演ドラマは残っていないのだろうか。舞台は?大河も見たい・・・

    でもまぁ、やはり心にすっかり沁み込んでいるのは大岡越前守だ。お天道様が見てるよ!のお天道様みたいなものだ。あの佇まいは確かにワタシの良心に直結していると思う!(^^;

    本は猫が枕にしているけれど、これは加藤さんもにこにこしてくれるんじゃないかしら。



    category: あなただけ今晩は

    tb: --   cm: 0

    コメント

    コメントの投稿

    Secret

    プロフィール

    最新記事

    最新コメント

    月別アーカイブ

    カテゴリ