終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    トランボ ハリウッドに最も嫌われた男  


    TRUMBO.jpg

    『TRUMBO』 2015年 アメリカ

    初見。ちょうど40~50年代の映画に耽溺中だったので、観に行かねば!!と京都まで。
    面白かった!

    いやぁ、『スパルタカス』のクレジット見ながら、こんなに嬉しかったことはないわ~
    隣の老夫婦が、カーク・ダグラスが登場すれば「おおお、そっくりや!よぉ見つけてきたな」、オットー・プレミンジャーが名乗れば「プレミンジャー!!!プレミンジャー!!!」、と小声で喝采を送るので、わたしも、「ね!ね!」と一緒に心のなかで頷きまくりでしたわ。
    そのくせマックィーンの、『パピヨン』がトランボ作品だったことも(クレジットされてるのに!)、『ローマの休日』の脚本家が本当はトランボだったこともまったく知りませんでした。映画好きとはよう言うた、と老夫婦に怒られそう・・・


    ハリウッドの赤狩りといえば、昔読んだエリア・カザンのエピソードが強烈だったけれど、この作品では彼については特に何も。ヘレン・ミレンの憎らしいヘッダ・ホッパーが楽し気に毒吐き。当時の本物の映像もちょこちょこ。マッカーシズムは集団ヒステリーのよう・・・。
    信奉する主義主張はひとそれぞれ、正否も経過も結果もあとにならんとわからんし。仮に思想がよいものだったとして、残念ながら制度を動かすのは人間だ。それが一番信用ならんのは、自分を見てりゃわかる。

    「ひとつ自由を失ったら、ほかの自由もやがて失うことになる」(だったかな?)は、まったくその通りだとしか思えない。それに、その自由を奪う権利が誰にあるもんかということも。精神と肉体の自由を強制的になにものかに奪われることは許しがたい。(と思っているから、マックィーンが大好きなんだもの♪)

    トランボはあの恐ろしい時代に、自分のもつ才能を駆使して、家族の助けを得ながら断固戦い続けた人だったのねぇ。

    役者陣、ブライアン・クランストンは、わたしブレイキングバッドしか知らなかったので、映画ではお初。トランボ、良かった。彼の妻クレオを演じたダイアン・レインが相変わらずきれいで、しかも不自然な美ではなくてとってもいい年の重ね方をしている美しさで嬉しくって~。
    スクリーンにうつると手を振りたくなる男のジョン・グッドマンは安定のグッドマン印♪プレミンジャーのクリスチャン・ベルケルや、ハンターのアラン・テュディックも嬉しい。けど、アラン・テュディックずいぶんと恰幅がよくなられて(^^;

    映画を見ながら、「今」を思う・・・。そういう作品でした。




    category: 映画感想

    tb: --   cm: 0

    コメント

    コメントの投稿

    Secret

    プロフィール

    最新記事

    最新コメント

    月別アーカイブ

    カテゴリ