終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    無題  



    むかし、西洋史の講義で「歴史というのは病気と切り離せない。が、説明してる時間がないから自分で勉強してください」
    と言われたっけな・・・と思い出しながら手に取ったのだが、これは面白かった!!

    文明社会とは切っても切り離せない感染症。
    先ごろ、ツタンカーメン王のなぜか錆びない数千年前の鉄のナイフは実は隕石で作られていたと判明したというので、いまだに謎のピラミッドといい、どんだけすごい文明持ってたのだ!と大興奮したものの、そんな技術力があってもなお、病気には勝てなかったんだもんなぁとしみじみしたところだけれども。

    大きな悲劇、小さな悲劇。
    適応は果たして人類のためになるのか。根絶などありえるのか。次々に消えたり出現したりする感染症。決して快適ではない妥協による共生の道をなんとか探れないだろうか・・・
    素人にも非常にわかりやすい文章で、真摯かつスリリングに綴られていく、古代文明から現代にいたるまでの感染症の歴史。

    著者は、一昨年どかんとやられた下の本を翻訳された山本先生。

    misuzu.jpg

    この本がまた本当に読みやすくてありがたかったのだ。
    そもそもウイルスはいったいどこからきたのか(長年不思議だったのだ!)。なぜ1921年ごろ人類社会にウイルスが入ってきたのか。ごく少数だった患者が、その50年余を経て3000万人にものぼる感染者を出すパンデミックに至ったのはなぜなのか。列強の植民地支配と開発の歴史が生み出したもの・・・
    ウイルスの驚異的な賢さにもまいったし、気の遠くなるような各分野の学者たちの地道な地道な作業にも感じることろ大だったっけ。

    つい最近のエボラ禍もそうだけれど、現代社会に生きるというのはどういうことなのか、感染症と人間社会についてなどなど、素人なりにあれこれあれこれ考えてしまう。
    山本先生のほかの本も読んでみなくちゃ。

    wagauchinaru.jpg

    この翻訳本も面白そう!

    共生。すごく大事な言葉だし、生き方だなァ


    category: その他の感想

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