終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    エクス・マキナ  

    ex-machina.jpg

    『EX MACHINA』 2015年 イギリス

    初見。
    いやぁ、面白かった~~!!(嬉)

    楽しみにしていたこの作品、つい先日「悪魔か天使か 羽生善治 人工知能を探る」という番組を興味深く見たこともあって余計テンション上がったまんま映画館に馳せ参じたわけですが、良かったわ~。見ることができて。
    見終わったあともあれこれ考えながら、じわりじわりと面白さを咀嚼中・・・

    人工知能なんて要る?と考えてるうちに、そもそも人間て要る?という話になってきそうな恐ろしさがある。
    日常すでに手放せなくなっているあれこれのサービスの恐ろしさ(スノーデン関係というか)もある。
    ラストは想像通りで、むしろ(フフフフ・・・・)と笑ってしまった自分も気持ち悪い。でも、笑うしかないのだ。
    だいたい、「人間」ていったいなんなんだ?という根本からの問いもある。

    私が一番ぐっときたシーンは、中盤主人公の青年が俺は本当に人間か!?とパニックになるところ。うーわ、ものすごくわかる!!と思って。あれは誰だって追いつめられる。
    そして、彼の善良さ、真面目な好青年であること、気の毒な生い立ち、などがまったく意味をなさないという恐怖。
    いやいや、まいったわ。だってAIだもん、当たり前やん、といえばそれまでだけれど、ロマンティックになりがちな人間にとってはショックも大きいだろう。
    可哀想な彼。
    惨劇の館とかした美しい山荘・・・なんてすてきな映画!!

    見終わってオットに、「自分がケイレヴだったらどうする?」と聞いたら、「そりゃ、彼と同じ行動するにきまってるやんか!!」とのこと。だよねぇ。わたしもAIがダーシーさんみたいだったら、ケイレヴと同じことするわ。というか、エヴァちゃんでも同じことするな。
    だって、先述のNHKスペシャルのなかで出てきたアメリカの大学で良心についてテストされてる可愛らしいロボットちゃん(彼は、友達のロボットのことを思うあまり、人間からの命令を実行できず悩んで俯いて固まってしまうのだ!!というか、そう見えるのだ)にさえ、勝手に同情して助けにいきたくなったもの。
    人間はすぐ、身勝手な感情移入をしがちな動物なのだ。

    ex-machina-2.jpg

    主人公の青年の名前がCalebというので、変わった名前だ~と、それこそ検索をかけたら、わわわ、そういうことか。同じく、Nathan、Avaってなるほどなぁ。
    劇中出てくるオッペンハイマーが引用した言葉が、NHKスペシャルを見ながら考え込み、時々ふっと怖くなったあのへんな気持ち(ええのんか?ほんまにそれでええのんか?的な)にぴったりだ。これが監督自身の気持ちでもあるんだろう。

    某社のごとき検索エンジンやらその他事業で儲けに儲けている億万長者(古い?)マッドサイエンティストなネイサンが、世界中から集めに集めたデータから作られた作品は完璧だった。
    チューリングテストももちろん合格!!
    「人間」の定義からしてゆらぎまくりだ、これは。まるで、クローン羊ドリーのニュースを見たときのような気持ち・・・。
    キングスマンは中学生必須映画だと思ったけれど、エクスマキナは高校生必須にしたらどうかしらと思っちゃった。


    ほとんど4人しか出てこない作品でしたが、役者さんどの人もこの人も適材適所(嬉)みんな魅力的。
    一番のお目当てエヴァちゃんを演じるのは、コードネームuncleのギャビーがとっても良かったアリシア・ヴィガンダー。可愛いわぁ。横顔が好き。目元も好き。ちょっと機械っぽさが残るしぐさもよかった。
    好青年ゆえに選ばれてしまったケイレヴは、ドーナル・グリーソン。初めましてと思ったら、あれ?いくつか作品を見ているぞ?SWに出てたってどこに~~~??(ごめん)
    マッドなネイサンは、いつもセクシーなオスカー・アイザック。今回はちょっと役作りで気持ち悪めのセクシー。
    そして日本人役のキョウコ。ソノヤ・ミズノさんという方らしい。とっても美しい!!

    うーん、時間がたつほどあれこれ考え込んでしまうコワくて面白い作品だわ。
    落ち着いたら、もう一度観たい。
    監督は、アレックス・ガーランド。




    category: 映画感想

    tb: --   cm: 4

    コメント

    満席でしたね

    武田さん、おはようございます。
    自分のブログはちょっとエネルギーがなくてアップできていないのですが、お邪魔します。
    これ初日にご覧になったのですね? 私も初日の2回目に観ました!
    すれ違っていたかも?? まさか私が足を踏んでしまい、謝った方ではないですよね?(笑)
    テアトル、すごい人でしたね~。息苦しいほど。
    みなさんこの映画待ちに待ってはってんな~、とうれしくなりました。
    私、実はあのシアターちょっと苦手なんです。地下のせいか天井が低くて、圧迫感が・・・。
    ラインナップは大阪でも1,2くらい魅力的なんですけれども~。

    面白かったですよね♪ 土日はどうしても1本しか観られなくて、これを観てよかったです。
    『恋恋風塵』は泣く泣くパスでした。。ううう
    私も、も一回観たいなぁと思います。あ、うちの高2息子も観たがっているようです。
    「なんで梅田でしかやってないんや」とつぶやいておりますわ(笑)。

    真紅 #V5.g6cOI | URL
    2016/06/13 08:17 | edit

    ニアミス!

    真紅さん、こんばんは。

    わぁ、嬉しい。コメントありがとうございます♪
    そうなんです、そうなんです。初日に行きまして。
    私は初回だったので(ちびの、見終わってご機嫌でふんふんスキップでもしそうな黒っぽい恰好したのがおりませんでしたでしょうかw)、絶対知らず知らずの間にすれ違ってますよね~♪きゃ~
    惜しい。どうせなら真紅さんに足ふみふみされたかった!!w

    ほんとかなりの満席でしたね。二回目のお客さんもわんさかおられて。
    こんなん、久々で嬉しかったです。
    あそこのハコにいくのは数か月ぶりだったんですが、確かに地下だし、天井低いしなんとなく圧迫感あるかも・・・もっと空気を~~的な。

    >『恋恋風塵』は泣く泣くパスでした。。ううう

    わかります!!私も後ろ髪ひかれる思いでした。
    「ディストラクション・ベイビーズ」もみたかった!!

    王子、エクスマキナぜひぜひ見てほしいです♪
    全国で16館しかやってないなんてどういうことなんでしょう!?
    シネコンでなぜやらない!
    関西も、京都も神戸もやってないみたいですね。梅田一館だけだなんて・・・

    ともあれ、真紅さんの感想を楽しみにしております♪

    武田 #- | URL
    2016/06/13 22:21 | edit

    >そもそも人間て要る?
    >人間はすぐ、身勝手な感情移入をしがちな動物なのだ

    こんにちは。そうだ、これだ、これがおそらくこの映画の不気味さや人の愚かさを成している核だな!とやっと理解できました。私はそこまで解釈できてなくて、あまり掘り下げた感想を書くことが出来なかった~!
    名前にもちゃんと意味があるなんて、もうもうただただびっくり。細部に至るまで色んな仕掛けがあるんですね。全てが理解できたらもっともっと楽しい観賞経験ができたのかー。残念。

    高校生に見せたい。同意です!中学生で「キングスマン」見てハイスペックなエンタメワールドに引きずりこんだら次はこういう重いテーマの作品をどんどん吸収していってほしいですね。世界はスマホの中の小さな画面の上にはないのだ。

    トリみどり #tUEYA2/g | URL
    2016/06/28 15:44 | edit

    トリみどりさん、こんばんは~♪
    さきほどお邪魔させていただきましたわ。

    >世界はスマホの中の小さな画面の上にはないのだ

    名言でましたね!!
    ほんとそう思います!!
    やわらかい頭で、十代のうちにどんどん吸収してほしいですよね。それに、こんな作品はすごくいろいろ考えることができて良い良い。

    なんとも不気味な現実、ディープラーニング技術でますます進化するAI!!って言われても、(・・・・・・・)ってなっちゃいます。
    にしても、面白い作品でした(嬉)

    武田 #- | URL
    2016/06/28 22:42 | edit

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