家事用 
2018/10/24 Wed. 22:49 [edit]
に聴きながらテキトーに歌ってああ気分がよい。はっはっは
さ、週末まで乗り切らねば~
さ、週末まで乗り切らねば~
category: 雑談
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シグナル 
2018/10/22 Mon. 21:11 [edit]

『시그널』 2016年 韓国
未解決事件を追う若い警部補は、古い無線機から15年前の事件を追う刑事の声を聞く。不思議な無線機で過去と現在がつながり、時効目前の事件が再び動き出す。
というNetflixの番組紹介に惹かれ、数日かけて鑑賞。
昔と今が古い無線機でつながるなんて、「オーロラの彼方へ」みたいだと思ったし、そういうの好きだし。
で、見始めたらば、のっけからホラーのような緊迫感と恐ろしさにぐいぐいひき込まれて、面白いのなんの。見始めたら止まらないドラマでした。
もちろんつっこみどころもちょこちょこあるんですけど、9話あたりまでの吸引力はすごかった~(嬉)
つっこみどころは、回収されるものもあれば、未回収のままのものもあり、回収されても、え、マジで~?なこともあり、まぁうん、気にしたらダメよね(^^;と流して鑑賞続行。
途中までむちゃくちゃ面白いのです。
主要な3人の刑事さんたちが、誠実さを至上とする真っ当な人たちで、過去にあれこれありはするけど未解決事件解決のために必死になるのがとてもいいし、(1,2話の犯人の女優さんめっちゃ恐ろしくてよかったなぁあの人)理不尽に苦しむ誰かのためにものすごく怒るのもいいし、怒涛の展開も目を離せず、無線機の使われ方も面白い。第4話なんて、思わず泣いてしまったぜ。
たまに差しはさまれる昭和の少女漫画のようなシーンも、その温度差にたまげるのものの、微笑ましい。
なのに、突然登場人物たちがいまいちできない人、困った人になりかけ(同じミスを二回もするとか、急に女を出してくるとか、急に芯がぶれだしたりとか)どうしたんだ、いったい!!と不思議な気分に。
え、そんなことより、はよ、事件事件!!捜査捜査!!なにしてはんの~~みたいな。(それまでは、事件と捜査にきちんと全力を傾けていたのに)
過去を変えると現在も変わってしまう、やはり過去は変えてはいけない・・・って西洋ものみたいになってきていたのに、突然の展開以後は、どんどん変えてくぜ~!!みたいになるし。諦めない、の意味もちょっとずつ変化してたようなそうでもないような、ええと、どうだったっけ。
役者のせいでなく脚本のせいなんですけど、どうも尺が最初に決まっていて、むりやり話を引き延ばさないといけないってんでこんなことになってるんやろな・・・みたいな感じがしたなァ
あと、脚本ができる上がる前にスタートしたのか、大事なタイムパラドックス問題?の処理が結局ものすごい力わざでお茶を濁す形のエンディングになっていてオットとひっくり返った(笑)最終話、モノローグばっかりやし(笑)
中盤のぽかーん展開と、ラストのぽかーんエンディング、いやぁ、びっくりしたなぁ。韓国ドラマ、興味深い。
いらちの自分には、2時間映画のほうが向いてる・・・とも思ったけれど、なんだかんだ楽しみまくった16話でした。
category: その他の感想
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続・激突/カージャック 
2018/10/15 Mon. 21:51 [edit]

『THE SUGARLAND EXPRESS』 1974年 アメリカ
タイトルは大昔から知っていたけれど、この年になるまであの「激突」の続編だから、またトレーラーではない別の車に追っかけられる話なんだろな…と勝手に思い込んでスルーしたままだった今作品。
ケーブルでやってくれたので、録画して見てみたら、まぁ面白い!
切なくやるせないじんわりくる作品でした。もっと早くに見とけばよかった。
のっけの、夫をほぼ強引に脱獄させる妻のルー・ジーン(ゴールディ・ホーン)が魅力的。
冷や冷やさせつつもパトカーを警官ごと強奪するまでがすごく面白い!
その後の夫妻プラス巡査と追手の珍道中はどこか牧歌的でほのぼのしている。
が、真面目に残り4か月の刑期をつとめるつもりだった夫のポプリンは、愛する妻をがっかりさせたくなくて最初から妻に合わせてあげているようなところがある。
きっとうまくいきはしないだろうという諦念が若々しい童顔にふと浮かぶ瞬間が何度かあってやるせないのだ。
「・・・・・・・取り戻せるかな」「まぁな」「絶対だ」「音なら任せろよ」
このあたりの台詞を言う前後のウィリアム・アザートンの表情のうまいこと(T_T)
妻も、やることは大胆だが、まだまだ幼い無邪気なところもあって見ていてハラハラしてしまう。
追手の責任者タナー警部も、夫婦の犯行の動機(里子にやられてしまった自分たちの赤ちゃんを取り戻すための行動なのだ)、凶悪犯ではない小悪党ぶりと道中垣間見えるスレていなさ加減に、どこか彼らを見守りつつ穏便に事を収めようとする慈愛のようなものが感じられ、また演じるのがベン・ジョンソンなので、そのまなざしの父性溢れる温かみにこちらも一縷の望みのようなものを託してしまう。
カージャックされて自分も人質になってしまったスライド巡査もいい。夫妻と年齢が近く、話しているうちになんだかチームの一員のようになってしまう巡査。(見ている側は彼のつもりになって物語を追うことになる)
無線から流れてくるルー・ジーンの父親の冷淡な言葉にショックを受け、しみじみ同情して彼女がその無線を耳に入れないように配慮するシーンが切ない。ポプリンとのやりとりも、次第に友人同士のようになっていく。
物語は、良かれと思った勝手な外野にあれこれ邪魔されたり、妙に応援されたりしながら進み、ついには赤ん坊のいる目的地のシュガーランドに辿り着くのだが…。
スピルバーグ監督27か8歳くらいの作品。
さすがだなぁ。
翌年にはジョーズだ。
すごいねぇ。
長年お世話になっております、という気持ち。
今年観ることのできたペンタゴン・ペーパーズ、あの輪転機のダイナミズム、もう一度スクリーンで体感したい。
category: 映画感想
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一念無明 MAD WORLD 
2018/10/12 Fri. 20:49 [edit]

『一念無明』 2016年(7年?) 香港
初見。Netflixにて鑑賞。
ショーン・ユーにエリック・ツァン、始まったとたん聞こえてくる広東語に、あぁ、香港電影・・・と相当嬉しかったけれど、作品の内容はヘビーだった。
現代資本主義社会共通のMADな世界。
誰もがちょっとしたきっかけで作品中の誰にもなりうる、我々の世界の話だと思った。
まったく他人事ではないし、見たことも聞いたこともある妙に身近な感じのする感情や言動のあれこれ。
みんな自分でいっぱいいっぱい。
特に家族という狭い世界のそれは、涙涙で鼻水を垂らしつつリアルさに疲弊した。
見た人のぶんだけ感想もばらけるかもしれないなァ
それなりのキャリアを捨ててまで主人公が母を看ることに執着したのは、なんとしてでも彼女からの感謝の言葉、愛情のある言葉をもらうことで自分の人生を肯定し、修正しようと必死だったからだと感じた。
施設に入れる(この場合、最良の方法がそれであるように見える。母親は、とても素人の手におえる状態ではない)ことを勧める婚約者をひっぱたくなど常軌を逸した様子も、愛情への渇望などとうに超えてしまった、自身を守るための執着のようにしか見えない。これが彼の精神を守る最後の砦になっているのだ。
もちろん、母親がもたらす現実は、そこにはいない地獄から逃亡して自分の人生を立て直すことに成功した帰ってこない(面倒もみない)次男への愛と、夫へのそれがそのまま転移してきた自分への憎悪、罵倒と謝罪の繰り返しでしかない。(よくある話である) さらなる悲劇が襲い、ついには彼自身も壊れてしまう。(壊れなきゃ嘘だろうという感じの酷い人生なのだ>怒)
大丈夫だよ、とラストで主人公は父親に言うのだが、うーん・・・なんというかハラハラする。父親は、家族の面倒を外注するなんて、と二度言うが、冷静に考えてみてくれ、とこれまたハラハラするのだ。父親は、過去への贖罪の気持ちも大きいから、どうしても自分がとなるのはわかるのだが。
アメリカで成功しているらしい帰ってこない弟も、兄と同様子供のころから崩壊家庭(愛情独り占めだったかもしれないが、親が勝手にそうしていたんだから本人が幸せだったかどうかは本人にしかわからない。兄弟であんな差をつけられて、歪極まりない崩壊家庭だろう)で育ったのだから、逃げるのもありだろう。
金は俺が全部出すよ、だから施設に入れろよ、という弟は薄情なようだが、金を出すだけかなりましだし、はっきりいってお金ほど大事なものもない。金がないと、面倒など看られないのだ。自分の面倒も、家族の面倒も。
老齢の父親は、きちんと現状を弟に相談して、金銭面で頼ったほうがよいのでは。不安定な兄は、まず病院か先生を代えてあげた方がよさそう・・香港の福祉制度はどうなっているのかな?などなど、見ながら必死にシュミレーションしてしまった。
婚約者だった女性が、宗教でなんとかぎりぎり均衡保ってるのもすごくわかる。知らん間に借金まで背負う羽目になって、独りでそれを返しながら必死に生活を守っているのだ。壊れそうなのをなんとか神で堰き止めているのだから、つい呪詛のように恨みつらみを吐き出しても仕方ないだろう。
心は厄介だ。お金は大事だ。生き物はせわしないと死ぬ。正気を保つのに必要なのは愛だ。敵前逃亡も必要だ。ダメな時はダメだ。自分を守れ。光の方へ行け。子供に呪いをかけるな。などなどいろいろ浮かぶけれど・・・
ふぅ。
category: 映画感想
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ザ・プレデター 
2018/10/06 Sat. 01:24 [edit]

『THE PREDATOR』 2018年 アメリカ
見たかった映画を見損ねて悶々としていたんですけど、気持ちを切り替えて見た見た!(嬉)シュワちゃん以来のプレデター。
いやぁ、なんというか80’sテイストのようなものが確かにあって最後までわくわくしてしまった。好き(笑)
坊や(ルームで私の眼を腫らしたトレンブレイ君)に懐き始めていた超可愛いピットブルが、ダーッと走ってきたなァ・・・と思ったらそれっきり出てこなくなると同時に、おっそろしいプレデターの手下・・・冥府のハデスに付き従ってるケルベロスって感じの狂暴な宇宙犬?プレデター犬?が急に生物学者のケイシーになつっこくなるので、もしかしてピットを食べちゃって、異種交配⇒進化したってことなのか?そうなのか??

話はツッコみどころも多いっちゃ多いんですけど、飽きずに楽しめるちょうどいい塩梅(笑)がっつり活躍する博士もいいキャラなんですけど、あれだな。どうせなら最後まで、「サンプル!サンプル!」言っててほしかったわ。生物学者としては、絶対データとって比較もしたかったと思うもの。

掃きだめの犬たちみたいな面々も、やるときゃやるできる人間たちで、よく見るとみんななかなかのハンサム。辛い経験を消化しきれていなくても自己憐憫の海に沈むことはなく、あっさりとした気持ちのいい男たちという造形。
ぐーすか眠る博士を囲む微笑ましい姿はまるで白雪姫を守る小人たちのよう(^^;
腐れ縁のおっさんふたりにいたっては、ダバダな友愛が熱く、(まぁ、愛だわ)と合掌したのであった。
そのおっさんのうちの一人が!!
なんと、「エクスパンス 巨獣めざめる」のミラー刑事だというので驚いた。
エクスパンスは、Netflixオリジナルならいつでも見られるわ、とのんきに構えていたら突然配信終了してしまったむちゃくちゃ面白いSFドラマで、あほうな私はまだseason1の第9話までしか見ていないのだ(泣)
やっとジュリーが出てきた(生死不明だけど、あれ、瀕死の状態だったんだろうか)のに、なんてこったとつい先日地団太踏んだばかり。
ここでのミラー刑事は渋くて色気があって軽さと情熱のバランスも素晴らしくてすごーくかっこいい。(個人的脳内実写版銀英伝シェーンコップは彼に決定しているくらいだ)

トーマス・ジェーン(トム・ジェーン)は、いくつか作品を見ているけれど、いつも違う感じのする面白い俳優さんだなァ。
category: 映画感想
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