終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    間諜その2 『KINGSMAN: THE SECRET SERVICE』・『THE MAN FROM U.N.C.L.E.』  

    スパイもの、やっぱり裏切りのサーカス以降、特に流行ってる感じなんでしょーか??
    今年は、この2つを映画館で見ることができて幸せでした。
    見終わってご機嫌になっちゃう親戚みたいな両作品は、音楽も良かったわ(嬉)

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    『KINGSMAN: THE SECRET SERVICE』 2014年 イギリス

    初見。マシュー・ヴォーン監督作品。
    あっはっはっは、おもしろ~~い!!

    これはもう、全中学生男子必須映画に認定すべきだわ、と真面目に思っちゃった。
    私のなかの中学生男子?が燃えましたもん。
    ほんとにかっこいいってのは、こういう事だろ?っていうメッセージがストレートなんですもん。

    たまたまエレベーターから映画館までずっと一緒だったせいで中学生だとわかったどこぞの坊やは、なかなかの紳士予備軍だったので、それもまた嬉しかった。(エレベーターで、さっとドアを押さえて、何階ですか?って聞いてくれたりして)

    コリンがまた、ほーんと素敵で。若造を導くキングスマンていう役どころにどんぴしゃね~♪
    渋くてエレガントで強くて、スーツ姿もばっちり。
    次回作、なんとか復活してほしいけど、どうにかならんのだろうか。

    敵役の男女もよかった。現代的でスケールが妙にでかくて(楽しそうで)。
    それも含めて全編にちりばめられた英国らしい?皮肉の利かせ方も、ここまでくると拍手喝采。
    ぶぶっ とふき出しちゃったけど、誰もくすりともしないので、しゃーない、口押さえて笑ってました。



    スカッと楽しく小気味のいい一篇。大満足~



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    『THE MAN FROM U.N.C.L.E.』 2015年 イギリス

    もう一本がガイ・リッチー監督作品。
    先日見てきたばかりですけど、これがまた、

    ビバ、娯楽活劇!!!な面白さ。

    このまま年越す前にもう一本なにか近所で見られるものは・・・と探してたらやってくれてたのですけど、コードネームUNCLEって??と思ったら、

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    なんとナポレオン・ソロ!!(原題知らずにいたわ、いままで^^;)
    それなら~とのん気に出かけて行ったらば、まぁ、楽しいのなんの。

    いい男いい男いい女・・・そして難敵!!!(大事)

    のっけに出てくるクリストファー・リーヴとマット・ボマーの親族みたいなお顔のマッチョがソロだったんですけど、彼の声がとっても良い♪ その上、しっかりとどこまでもソロなのね~(嬉)
    さらに、どえらく強いKGBだけどなんか応援したくなるな~と気になった男が、あのイリヤ。
    自分の中ではデヴィッド・マッカラムで固定されていたのに、この映画では彼でなくちゃダメだ!と即納得。
    (この二人、すごく相性がよく見える)
    また、彼らに絡むギャビーとヴィクトリアというタイプの違う美女二人がめちゃくちゃ素敵。目の保養。
    (某映画のスマイリー妻は本来ヴィクトリアのようなゴージャスさを兼ね備えているべきなのに、ほんとあれは残念だった)

    この4人が強い上に、いつまでも見ていたくなる生き生きした面白いキャラクターなんで、(全員初めましての方ばかりでしたけど)一気に好きになってしまったわけです。
    そうそう、こちらで彼らを導く?ウェーバリーを演じるのが、ヒュー・グラントというのも可笑しい。子爵だかの第2子だけれど、爵位を捨ててる元アル中(だっけな?)っていう設定も面白いわ。

    とにかく、エンタメに徹したテンポのよさに加えて、60年代のアナログさ、ファッションやらあれこれにもわくわくできる最高に楽しい作品なのでした。

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    ちなみに、イリヤがオートバイで追っかけるシーンはめろめろになったわ~。
    もちろんワルサー構えるとこもいいんだけど、パっと現れた瞬間、(わ、ヒルツ大尉だ!マックィーンだ!バド・イーキンズだ~~~!!!)ってな感じの撮り方にしてくれてるとこが最高。そういえば、同じ63年だし、絶対にあえてやってくれてるはずよね。(まぁ、ローマでは、ソロがベスパで現れてくれたりもするんですけど♪)



    早く続きをミセテクレ~、と見終わった瞬間に待ち遠しくなっちゃった。(子もはまった様子)

    category: 映画感想

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    ドラマ覚書  

    温かいので年末感が薄くて、大掃除~~と追い立てられる例年の切迫感に欠けてるけど、いいんだろか。
    それはさておき、今年もケーブルテレビなどでいくつかのドラマを楽しんだので忘れないようにメモメモ。

    Foyle’s Warff

    言わずと知れた『刑事フォイル』
    去年の夏から今年にかけ、最終シーズンまで放映してもらえてミステリーチャンネルに感謝感謝。
    Foyle’s Warという原題にしみじみと思いを馳せつつ、毎度仕立てのよい、フォイル様のからだにぴったりな 素敵なスーツ姿にもうっとり。
    (いつでもはせ参じて飯炊きでも掃除でもなんでも~~!!と思ってしまうフォイル様である)
    役者さんの仕事の都合か、アンドリューどうなった~~とかいろいろあるにせよ、本当に見応えある保存版の名作。

    broadchurch-season-2-bbc-america.jpg

    『ブロードチャーチ』。 Season1,2鑑賞。
    役者さんはみんな良かったけれども、夢中で見ていたSeason1でのラスト、犯人のいきなりの告白にオットとぽかーん。何言ってるの?何言ってるの??アナタなに言ってるの~~~~~??????
    イギリスは常に侮れないのであった。
    (S2はダーシーさんがご出演で狂喜乱舞ですが、途中でミステリアスさががっくりに変わってしまう惜しい役…)

    In the Fleshseason1,2

    『ゾンビ・アット・ホーム』。 Season1,2鑑賞。
    これまたオットとひっくり返ること数回。
    2は登場人物たちの人格が変わってしまった上に、やけに幼稚な台詞が多くなって残念だったが、
    Season1は少数派の哀しみ+へんてこなユーモアも含めてなかなか面白く見た。In the Fleshが原題。

    jg

    『ジョージ・ジェントリー』。大好きな二人。
    これまた最新シーズンまで放映してもらえて幸せなのであった。ジェントリーのスーツ姿もまたいつもいつも素敵。男は40からがいよいよ渋くかっこいいが、スーツが似合いだしてからだの一部のようになるのも中年以降なのかも。
    第一話から何度目かの再放送をしてくれたので、飽きずに見入る。第4話で子供たちを心配する二人の刑事のまなざしがせつない。第9話の殺された坊やがいつ見ても可哀想で仕方ない。

    the game12

    『THE GAME』。ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイのあの雰囲気である。
    脇役たちが面白い。ジョーを最後まで疑っていたボンクラのわたし。

    cs2003.jpg

    『ケンブリッジ・スパイ』。期待に胸を膨らませ過ぎたか、自分向きではなくて残念。
    ええい、ボンボンめ、もっとしっかりせんかーい、とかいらんお世話な感情ばかり渦巻くのであった。
    そういえば、高校時代、アナカンのガイにも(もっとしっかりしてよ~)と怒っていたっけ^^;
    スパイに夢を見すぎかしら。

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    『グランチェスター』。牧師さんが主人公。意外と愛に振り回されていた。

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    『ホワイトチャペル』。Season1,2鑑賞。これは面白かった。現代のホワイトチャペル。
    『ケンブリッジ・スパイ』では(ええい、しっかりせんかい!!)と拳をかたくしてしまったルパートさん、こちらでは興味深い上流階級エリート刑事がお似合い。(勝手にデコちゃんと命名)
    彼を支えるたたき上げのおやっさんが、いろんなドラマで悪役をやってる方なので新鮮!(^^)! アドバイザーのバッカンや、デコちゃんを慕う部下のケントもええ感じ。続きが待ち遠しい。

    Ripper Street123

    『リッパー・ストリート』。これまた去年からのおつきあい。
    Season3を早速放映してくれて幸せ!!が、録画していて鑑賞はこれから。早くリード、ジャクソン、ドレイクの3人とスーザンに会いたい。スーザン、ジェントリーの第9話に出ていたわ。あの大人びた学生。

    なぜ『リッパー・ストリート』が見られないかというと、友人に教えてもらった女と味噌汁という昔の日本ドラマが面白いから。

    ゲストの男性俳優がまた、好きな人が多い!
    昨日の山本學さま(またお医者さま役)出演回など、互いに惚れあってるものの口には出さぬ いい男、いい女の少しせつなくきっぱりとしたホント素敵な話だったわ。
    (しかも學さまである。ワタシの古今東西で一番好きな顔の學さまである。何度も言うが。)
    平岩さんの脚本、台詞がほんと面白くて古びていない。台詞は長く、カメラも長回し?なのかな、役者さんも大変そうだけれど。


    それにしても、休みの間に録画したのを見まくらないとHDDがあふれかけだ。



    category: その他の感想

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    間諜その1 『SPECTRE』  

    007_Spectre.jpg

    『SPECTRE』 2015年 イギリス・アメリカ

    初見。
    そりゃぁもう、満を持していってまいりましたわ。
    映画館へ先日。だってダニボンですもの~♪



    ところが、途中で寝かけたのだった・・・・(仕事帰りはいかんな)

    Qは良かったです。

    でも、なんだろな、今回、脚本と演出が、ちょっと色々アレではないか?^^;

    ル・シッフル時代から今に至るまでひっぱってきて、さぁ、大元締めを演ずるはクリストフ・ヴァルツ!!
    どんな展開になるかとワクワク待っていたのに、ダニボンを追っかけてた理由が、それ????
    (一瞬、ROAD TO PERDITIONでのダメダメ男が光ってたダニボンを思い出したけども~)

    あと・・・

    うーん、まぁ、もう言うまい。

    あ、でも、これだけ。

    Mの撮り方に愛がない!!
    なんだ、あの後姿は!!レイフ・ファインズなのよ??
    個人的に怒ってしまいました。

    次回はどーなるんだろうか~~^^;





    category: 映画感想

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    ミスティック・リバー  

    ミスティックリバー

    『ミスティック・リバー』 デニス・ルヘイン著

    気が付いたら師走も半ば。どういうことだ。
    夏以降の絶不調には困ったもんだ。これが年ってことなのか。
    なぜこの本を読もうと思ったのかも忘れた。(映画も見ていないのに)
    しかし、初デニス・ルヘインにすっかり魅了されたのです。素晴らしい!!

    むかし、人間は野生動物さながら命の危険にさらされて生きていた。
    翻って豊かな進歩をとげた文明社会の現代、それは結局のところちっとも変っておらず、
    たまたま生き抜けているのは死と隣り合わせにある紙一重の偶然がもたらす幸運、あるいは不運でしかない。
    そんな三十路以降の無意識?を思い出した。

    また、むかし、十代の頃に映画化され、それを地元では見られなかったおかげで手に取ることことになった
    「ブルックリン最終出口」。あの小説の読後に味わった鋭い暴力的な諦念をふと思い出したのだが、
    当時あれはまだ自分にとってはあくまで異国の文学だった。(今読んだらどうだろうなぁ・・・)
    それが、今回は最初から最後まで、いま、だった。現実だし、異国でもない。

    いわゆる犯人は、わりと最初のほうでなんとなくわかり、実際読み進めるうちにその思いは強くなる。
    そしてそれは正解であったが、犯行理由は外れた。
    が、そんなことはどうでもよく、ラストまで一心に読み耽ってしまった。
    トラウマの描き方も、凡百のそれにある、ある種の、なんというのかなぁ、あの嫌ぁな感じがゼロだ。

    エピローグがまたなんという見事さ!!!
    新鮮ささえ感じだ。著者の誠実さを感じ、清潔感を感じた。
    ゆるゆると世界を覆いつくして消えない絶望感。(蔓延するそれが街そのものである)
    あらゆる登場人物たちへの奇妙ないとおしさ。彼らのさまざまな心理描写にたいするはっきりと身の覚えのある既視感。
    あぁ、愛は常に身勝手だ・・・

    そして、生きることは働くこと、という言葉にしみじみ頷きながら、なぜ?と問うのもとうにやめて、ふてぶてしく開き直る己。
    ま、開き直っても開き直っても、相変わらず傷つきはするのだが。

    いやぁ、面白かった。こんなにも作家に信頼を寄せたくなるのも久しぶりだわ~。
    他の作品もどんどん読もう!


    category: その他の感想

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