終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    そこに愛はあるのか  



    友人に教えてもらったこの映画、大好きなP.ハイスミスの
    「THE TWO FACES OF JANUARY」が原作って、えー、なんだ、どーしてそんな邦題にしたのだ。
    殺意の迷宮、という翻訳本のタイトル込みで人口に膾炙してるんじゃないのかしらねぇ
    なにもわざわざ・・・
    まぁ、邦題を考えた人が、愛をもって考えて決めて決定されたのなら何もいう事はないけど。

    チェスターがヴィゴというのもびっくりだったけど、へぇ~、ライダルが彼とは~
    (「ウォリスとエドワード」でアイザック氏はむちゃくちゃセクシーだった)
    観にいけるだろうか。行きたいけども。
    ハイスミスの世界をどう映像化してるんだろう。観たい。



    この作品も絶対にスクリーンで観たい。
    邦題は・・・
    PRIDEじゃ、だめだったんだろうか。



    category: 雑談

    tb: --   cm: 2

    西洋骨董洋菓子店、フラワー・オブ・ライフ  

    あれ?子がお友達と貸し借りしているのって、少年漫画ばっかりみたい・・・と思ったので、
    試しに自分が高校時代好きだった少女漫画を古本屋さんで購入して読ませてみた(そんな親イヤ)

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    らば、「うん、まーね。それほど肩入れするキャラもおらんかったわ」って、どういうこと?
    高刀くんとアキラとどっちが好き?ってわいわいやるのが定石じゃないの?? ←やりたかったんかい
    「あえて言うなら、アキラだな」って、え、高刀くんじゃないの?? ←ほっとけ
    だいたい萩尾望都さんや山岸凉子さんを中・高時代に読まずしていつ読むの?
    せっかく置いてあるのにさ!!

    と、勝手に憮然としている私にお友達が少女漫画をおすすめしてくれました(嬉)

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    お、面白い。
    よしながさん、「きのう何食べた?」(好き好き)くらいしか知らなかったのですけど、
    こんな作品を描かれる方だったとは。


    「西洋骨董洋菓子店」

    構成力もすごいし、ユーモアと温かみとある種の諦念に彩られた世界がいい。
    伏線がしっかり回収されていく質のいいドラマのような作品でした。
    主人公が店を始めた理由や、タイトル自体に隠されているものを感じとったときの衝撃も、
    うわ、そうくるか!そうくるか!と。
    台詞のないシーン(例えば、おばちゃんの背中とか)、「間」もとてもいいし、
    ぶはーっとふき出ちしゃう可笑しさも好きだ~。

    もちろん、怖ろしさもあるのです。
    ラストがまた、すごくいい。
    わかる!ほんとそうだよねぇ、そんなに簡単に癒えていくものじゃないもん(というか、消えるもんじゃない)
    時間の経過と共に薄くなってはいくけれど、ふとした瞬間に色濃く甦ってきちゃうものだもの。
    その繰り返しを抱えて生きていくしかないけれど、希望がないわけでもない。
    そして、希望はやっぱり人間同士の関係のなかから生まれるのよね。

    登場人物たち(複数のさまざまな老若男女)もよかった。
    友人に「すごくいい!」と報告したら、「あたしが認識してる限りの評(ドラマ&映画周辺のものとして)は、『魔性のゲイであるパティシエ』に店主や同僚が翻弄される話、だよ」と返事が来たけど、ぜんぜんそんな話ではなかったですよ~。
    ゲイのパティシエも出てくるけど、あくまでも物語のなかの登場人物その2という感じなだけ。

    そうそう、どこかに昭和の香りも感じたなぁ。精神ていうんでしょうか。そこに感じた。それも好き。
    引き延ばそうと思えばいくらでもできるだろうに、ここでこうまとめてスパっと終わる潔さったら!!
    よしながさん、侠だわ。


    「フラワー・オブ・ライフ」

    こちらは、高校生たちの世界とその周辺、のお話でした。これまたとても面白かった。
    愛おしい彼らに身悶えしたり、気付けてよかったね~って肩をたたきたくなったり、
    こうしてみたらええんちゃう?って言ってあげたくなったり。
    それこそ、身に覚えのある感覚、心の動きに懐かしさを憶えた台詞もいくつか。

    自分の大事にしている本に折れ目がついて返ってきたのを目の当たりにしたとき、
    一瞬感情が顔に出ちゃった、相手がそれに気付いちゃった、なんてとこ、
    うわー、あるある!わかる~~だったし、
    自分の得意分野、愛好分野以外の世界での気後れ感というのかな、それにそれぞれが気が付いて、
    ならば個人行動後に落ち合ってお喋りしよう!ってなるシーンも、うんうん、そうなんだよね~~と。

    教師たちも面白かったなぁ。(国語教師、絶対男だと思ってた^^;)
    周辺の大人たちの事情も、わ、それめっちゃわかるわ、って部分があるからいいのよねぇ。
    のっけで予想したとおりのラストだったけれど、描き方がいいので。

    よしながさん作品て、贅沢かも。
    タイトルとラストの意味合いが、後々わかるのと同時に迫ってくる余韻がかなりあって。
    あえて描かれない部分をぐわーっと感じさせるせつない余韻。
    この作品のラスト数ページは、中学の時大好きだった樹なつみさんの朱鷺色三角番外編ラブ・ストーリーに出てくるあるシーンを思い出しちゃった。

    よしながさんは、愛のある人だなぁ。
    現実も真正面から描いてるし、エールも送ってるし、ユーモアたっぷりだし、狭気めっちゃあるし。

    というわけで、どちらも、「人間」が描かれているのと同時に、生きる歓び、生きる哀しみをじわりと感じさせてくれる文学のような作品でした。あぁ、面白かった。
    出てくるお料理、お菓子もめちゃくちゃ美味しそうでお腹がすいた。
    漫画って、ほんと二十歳過ぎてからはご無沙汰しっぱなしだけれど(どんだけ)、たまには読まないといかんなぁ。
    まずは、明日、かぼちゃのパウンドケーキ作ろっと。(古いりんごもさっき煮た♪)


    トリみどりさん、おススメいただきありがとうございました♪
    感謝感謝です。充実の2日間でした~(嬉)
    子にも絶対読ませます!

    category: その他の感想

    tb: --   cm: 2

    スズメバチの巣  

    あら!マリーがついに彼女と結婚
    いやぁ、なんてめでたいのかしら。(本気で嬉しい)
    末永くお幸せに・・・&今後の試合がますます楽しみ!!


    で、ちょっと元気が出てきたので昨夜録画した『スズメバチの巣』を鑑賞。
    今まで数回見ているけれど、ポワロものの中でもやけに心にひっかかって忘れ難いお話。
    やっぱり、あのちょっとほろ苦くせつない余韻がなぁ。いいのよねぇ・・・

    これから起ころうとしている犯罪を察知して未然に防ごうとするポワロだけれど、
    彼は旧友の息子がとても好きだから必死になって止めようとするのだ。(いいねぇ)
    もちろん、彼の気持ちをおもんぱかった上で。(いいねぇ)

    暗い情念に身を妬いて闇に墜ちようとしていたハリスンだったが・・・

    真実を知るのは、ポワロと彼のたった二人だけ。
    「いまではなんだかスズメバチに愛着がわいてきましたよ・・・・。来てくれたことに感謝します」
    きっと彼は死ぬ前に、もう一度ポワロとゆっくりお茶を飲みながら微笑むことができる、
    どうかそうでありますように・・・と願わずにはいられないせつないラスト。

    吹き替えの津嘉山さんが、またぴったり。(いい声だ)
    物腰柔らかで温かみのある、どこかはかなげな男前って好きだ~
    ハリスンを演じる役者さんがまた、愛する女性をそっと支えたり触れたりする手がとっても優しく愛情深いの。

    原作の短編、読まなくちゃな。
    あ、警部はお大事にw

    category: その他の感想

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