終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    FROZEN  



    『FROZEN』 2013年 アメリカ

    大好きなgleeのジェシーことJonathanと、コークランコーチことイディナ・メンゼルの声を聴くぞ!!と燃えること数か月、ようやく鑑賞できました。初見。

    楽しみにしていた割には、ディズニーものに興味がなかったし(バンビは好きだ)、私の大事な「雪の女王」をなにしてくれるねんと思っていたし、単純に疲れてへばり気味だしでテンション低かったんですけど、いやぁ、観に行ってよかった~。想像していたのとまったく違う物語で、非常に面白かったです。

    凍りついた心の再生と、その後の社会生活の中における己の在り方について自身がどう気付けるか。
    自分の人生を生きるとは何か、愛するとはどういうことか、無知と恐れが何を呼ぶか、「善人」の無知とは何か、感情のコントロールの仕方とは、というようなことが押し付けがましさなしに描かれていて、すっかり見入ってしまいました。

    のっけからエルサの姿に涙がじわぁ。彼女がどうなるのか気になって気になって。
    我慢我慢の抑圧から解放されてのlet it goの晴れ晴れとした意思はもちろんのこと、
    (let it goは、好きに生きるわ~というのではなく、孤独のうちに己自身を見出すというか客観視できるようになるというか自由の本来の意味に気付くというか、そんな感じ。そのあたり、歌詞とイディナ・メンゼルの歌が素晴らしい!!
    こういう誇り高き孤高が「雪の女王」としての形を取って物語られるってすごく納得できたな~。氷も本当に美しい。
    人間誰しも、この気持ちが胸いっぱいに溢れる瞬間が子供の頃から何度かあるはず。たとえ何があっても、自分の心の中だけは自由だ!何者も支配できない自由な世界だ!と初めて気付いた子供の頃、こんな気持ちだったもの。戦いは常に自分のもの)
    ではそういう段階へ進んだ彼女が他者を受け入れる、愛するということを再び思い出せるか、というのが中盤以降のポイントになるという面白い構造。

    エルサと、彼女と表裏一体のアナ、二人が二人とも自分自身で気付く、というところまで見せきるのが斬新で素晴らしかったなァ。運命の人云々の問題じゃないのよね。自分が変わらなきゃ意味がない。と同時に、どの登場人物も自分だなと感じられるし。姉妹とか男女とか人間かどうかとか関係なしに。(無責任なaudienceさえも自分だった)
    「推手」や「ウッドストックがやってくる」や「ブロークバック山」もかなぁ、とにかくアン・リー監督が個の自立(自律?)を描くときに感じるものと似てるところがあるな…とも思いました。

    この物語が受け入れられる世界は、まだ希望が持てるんじゃないか…なんて考えながら、エンドロールを見つめちゃったなー。

    お目当てのJonathanは、相変わらず素敵な声♪3曲くらい聴きたかったほど。


    category: 映画感想

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