終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    貴重な映画  



    Cloud Atlasで一番好きなシーンは、

    この笑顔のあといつのまにかふーっと真顔に戻ってしまうところ。

    恋人が去って笑顔も消えちゃうんだけれども、どこか不安をかきたてる余韻があるのよね。

    そこまで撮るティクヴァ監督が好きかも。

    (ま、前後一連に少し(どころか、かなりw)やきもちは妬けちゃいますけども^^;)



    ダーシーさん、interviewやなんかではよく笑ってるけど ( この笑顔、ええわぁ♪)、

    映画のなかではそうめったに幸せそうな笑みは見せてくれないので、Cloud Atlasは貴重。

    (とわかってきた)



    ところで、右端の二人は なにしてるんだろう(笑)





     

    category: lovestruck

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    無題  

    突然の訃報にびっくり…(>_<)





    category: あなただけ今晩は

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    The Lost Child of Philomena Lee  




    『The Lost Child of Philomena Lee』(邦題:あなたを抱きしめる日まで)
    マーティン・シックススミス著、宇丹貴代美訳(集英社文庫)



    50年、互いを探し続けた母子の実話…<文庫本カバーより>


    初読。久々に止まらなくなる本で一気に読み終えました。訳も良かった。
    映画に出演したジュディ・デンチ自身が寄せている序文が良かったので興味をもって購入したのですけど。

    はぁ~・・・。どう言えばいいのか、この、なんともいえない気持ち。
    読み終えて、まずはマイク(アンソニー)のために祈りたいと思いました。そしてフィロミーナのために。
    (というか、今日一日ずっと祈っていたいような気分だった)

    第1部は鼻水流れっぱなしという感じでしたが。(おさなごの描写がたまらないのだ)
    アイルランドの隠された歴史にもなかなかの衝撃を受けました。何千というフィロミーナとマイクがいたんだという。
    (当時、若く真っ当な理想主義者として必死に現実に立ち向かいほとんど孤軍奮闘していた、そして破れ絶望し家庭も壊れたアイルランド共和国の役人ジョー・コーラムは、その後どうなったんだろう。とても気になる。マイクが彼と話せていたら…とも思う)

    なにより、3歳まで実母がそばで愛情を持って必死に育てていたという事実のむごさに絶句。
    しかも、それを子供に伝えず隠しとおすってどういうエゴだ。
    すべてが崩壊して尚、だ。残酷以外の言葉を思い浮かべろと言われも無理。
    いたいけな子供時代の苦しみ、思春期における繊細で激しい苦悩、程度の差はあれ誰しも味わう部分がないわけではないけれど、必要以上に彼が苦しまなくてはならなかったのはその残酷な仕打ちのせいだ。帰属意識への強い渇望も。
    なにより、長じて隠せなくなってきたマイクの抱えるどうにもならない闇、空虚、不安、補いようのない欠落感を生んだ元凶としか思えない。
    この穴は一度あいたら、自身が死ぬまで消えないし、どんな幸福も慰めにはならないんだから。
    (おかげで彼も彼にかかわった人間もしばしば深く傷つく結果に陥っていた)
    彼の初体験のシーンも痛ましかったけれど、その後も明るい光の中にいるにも関わらずしばしば彼を襲う暗鬱な自罰めいた世界は、どうにも胸が痛むばかりだった。(それがなければ、フィロミーナと再会できたんじゃないのか、とどうしても思ってしまうのよね…。ニアミスもあったんだし、なによりマイクはいまも健在だったんじゃないかとか、つい…)

    ジャーナリストで作家でもある著者が強い愛情と節度ある共感を持って描き出すひとりの男性の生き方は、先が気になって気になってページをくる手が止まりません。
    時代に翻弄されたとても複雑で劇的ともいえるマイクの人生、努力家で多くの人に愛された彼が触れ合った さまざまな人々の描写も印象的。
    メアリー、養父母、精神科医、高校時代の国語教師、大学時代彼が告解していた神父、義理の伯父、恋人たち、エイズに罹ったことを手紙で知らせてきた友人、ロジャー・アラン・ムーア、スーザン・ガヴァナー、大統領たち…
    時代が時代だけに、そして個人的にも子供だったとはいえ、カーターとレーガンからアメリカを意識しだしたこともあってか、80年代のマイクの描写にはそれ以前の時代の描写以上になにか特別な何かが上乗せされた感じもしたな~。(私も生きてたよマイク!という。同時代感かな?)

    4部構成のこの小説、当時の政権に対するもっと激しい糾弾があるのかと思っていたけれど、あくまでもマイクの人生の一部として静かな(でも強い)皮肉といった表現になっていました。それがまたそのまま現代に繋がり、こちらの何かをぐっと突き刺すいう…。

    「これら指導的な階層の人々にとって、女性や同性愛者の平等な権利と堕胎に反対する運動は、ひとえに有用だから党が行っているという理解だった。・・・もしマイノリティを犠牲にする政策が多数の票をもたらすなら、それを採用するまでだ。・・・共和党を運営する人たちはおしなべて、再選を気にかける実利主義者だった」
    「紳士淑女のみなさん、今日の世界では、平和と自由の促進はたやすくありません。しかし、われわれは取り組まねばならないのです。二世紀近く前にエドマンド・バークが発した警告は、いまなお当を得ています。
    【悪を勝利に導くのは、唯一、善人が何もしないことだけだ】と。」(これ、なんとレーガンの演説!!)

    ふぅ~…。もっといろいろ感じたんだけれども、まだちょっと整理できないなァ。
    いまは、遠くアイルランドのロスクレアの墓地に思いを馳せるばかり…




    category: その他の感想

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    TURNER  



    この絵は来てない(そもそも所蔵美術館が違う)展覧会でしたけど、行ってきました。
    (18の頃「アルチザン」(山下達郎)というアルバムの中の「ターナーの汽罐車」が好きだったので、
    この絵だけはそれ以来なんとなく気になっている)

    Turnerは、ぼんやりしてる…というなんともヒドいイメージを長年持ったままのあほな私、
    ちょっとはTurnerのことがわかるかしら、と見に行ったのですけど。
    画家のスケッチブックや使い込んだ道具一式、絵の具がついたままのパレットの類まで展示されていたので
    興味深く見入りました。

    肝心の絵は、特に、ぼんやりしていると感じてきた絵は、なるほどひじょうに文学的なんだなと思ったり。
    自分のなかで一回消化して、それから描く世界。省略の美というか、他人にはなかなかわからんよなとか。
    イタリアの空は、そうでない地域の絵と違い格段に明るくて眼を奪われるんだけれども、
    その下の世界は…とか、画家のコンセプトは他のどこの国にいても同じだったり。
    (戦勝万歳な絵なんかには絶対しなかったせいで、その後二度と王室からの依頼はなかった、とか、Turner、気骨のある人物だったのか、描きたいものを描くんだ、俺が感じたものを描くんだという頑固さが芸術家だワ。人間の肉体とか表情にはあまり関心はなかったのかしらん)

    もちろん、実験的な面白い絵もあれば、細かな素描、水彩画もあり、光の具合も気になり…
    この絵は未完成かも(詳細は不明らしい)という作品もいくつか。
    画家がどんな風に絵の具をのせていったのか、色を作っていたのか見ることができたらなァ…

    自分が一番長い間見入ったのは次の2点でした。(自分の目でみた色合いとはやっぱり違うけど)


    Peace Burial at Sea



    The Thames above Waterloo Bridge

    category: 芸術時間

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    ボーンレジェンダリー 『塹壕戦』  




    『BONEKICKERS ”The Lines of War ”』 2008年 イギリス

    初見。
    BBCのTVシリーズのうち、ダーシーさんご出演の回を見たんですけど。

    面白かった!!
    これは熱心に見入ってしまいました。

    ある日、フランスベルダン市の量販店建設予定地で、第一次大戦時の英国軍戦車が発見される。
    フランス歴史学院に招聘されたイギリスのジリアン博士らは早速発掘調査を開始するが、
    戦車は ハッチに手榴弾を仕掛け 故意に地中に埋められたものである可能性が出てきた。
    さらに火を放たれたせいで焼け焦げた車内には、明らかに殺害されたと思われる数名の兵士の白骨体が…

    …というお話の冒頭から、おおお、と前のめり。
    なんたって、発掘ものですし♪(荒っぽい調査の仕方にハラハラしちゃったけど)



    当時ベルダンで戦っているはずのない英国軍の戦車がなぜあるのか。
    兵士たちはなぜ殺され埋められたのか。これは戦争犯罪ではないのか。

    博士らは、この調査の結果を公表・告発しようとするんですけど、
    骨折痕のおかげで姓名確認ができた英国兵の皮膚の一部になぜかフランス十字紋章の刺青が発見されたり、
    遺体が飲みこんで胃に隠したと思われる認識証がドイツ兵のものだと判明するにしたがい困惑しきり。
    殺されたのは英国兵だけではない?もしかして犯罪を犯したのは英国側?

    やがて、自国の兵士かどうかの確認という名目のもと発掘調査に参加しようとするドイツからの専門家や、
    事件性ありということでイギリス国防省からも人員が派遣され、現場は人間で溢れかえってテントだらけに。
    遺体の所有権争いが始まり、博士は落ち着いた調査ができないことに腹を立てて猛烈にイライラ。
    (各国の学者たちとの折り合いも悪いのなんの^^;みなさんアクが強すぎなの>笑)
    調査隊への嫌がらせが始まったり、テントが放火されたり犬が殺されたり…ヨーロッパ20世紀の歴史的因縁が甦って三国間の人間たちの間に不穏な空気まで漂いだす始末。

    さらに、現場が何者かによって荒らされ白骨体が盗まれてしまう事件が。

    誰かが調査を妨害し真実を隠そうとしている!!

    とまぁ、過去を探るミステリー部分と現在の混乱がうまく描かれていて眼を離せなくなる展開なんでした。



    お目当てのダーシーさんは、冒頭の独白からご活躍。(へっへ♪)
    英国軍連隊所属の特派員ロバーツ大尉として、実際にベルダンで何があったかを見せてくれました。
    これがねぇ…悲しいというか、つらい物語で…(>_<)

    冬の凍てついた戦場で彼が綴る手記は、戦争の終結を心から願いなんとか希望を探そうと模索するもの。
    彼の仲間たちも同じように大戦の終結を真剣に考えているんですけど、その方法が大尉とは違ったのよね…

    15世紀からのロレーヌ地方の歴史、オックスフォードの元学友たちの専攻分野、戦争終結への強い願いに、当時のヨーロッパ情勢が絡むことで、どうしようもない悲劇が生まれてしまう皮肉な物語。
    希望を託せる「武器」。それを信じられなかった英国を愛する大尉。
    彼の独白がこんな悲劇、惨劇に彩られたものだとは。
    真実を知ることになったジリアン博士ら数名が、その重みをぐっと受け止めなければならなくなる見せ方が良かったです。(まぁ、ちょっとファンタジーも入ってるけど。でも、普遍性ありなので。もちろん国家権力も絡む)

    ダーシーさん、面白いのに出はるわァ(嬉)

    歴史か…。







    category: lovestruck

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    30アサルト 英国特殊部隊  




    『AGE OF HEROES』 2011年 イギリス

    おおお~、この映画のダーシーさんむちゃくちゃ好み(惚)こんな上司のもとで働きたい。
    しかし、常に目で追っちゃうから仕事にならないなぁ。へへ♪
    とのん気に思っていたら、役名イアン・フレミングて。え~、あのイアン・フレミング??(驚)
    ぼけっとした頭をも一度たたき起こして、鑑賞しました。初見。

    予告はBGMがちょっと派手かも。本編はもっと地味ですが、面白く見ました。
    主人公は、SASの前身ともいえる英国特殊部隊の一員として作戦にかかわった男たち全員という描き方。

    舞台は1940年代前半。
    ロンドンの海軍情報部所属のフレミングは、海兵隊員で特殊部隊経験のあるジョーンズ少佐らに
    「グレンデル作戦」についての打診をする。

    英国は、ドイツに自国の戦闘機が迎撃されているという戦場での現状を打破しなければならない。
    先んじられているのはレーダー方向探知機であるRDFの技術である。(ソナーみたいな感じ?)
    専門家たちは電波妨害装置を作っているが、ドイツはさらに対妨信装置を開発した模様。
    我々は 特殊部隊の精鋭たちを険しい山岳地帯にあるドイツの研究施設に潜入させ、
    敵の機密情報を確保ののち研究所を爆破する、という他の部隊には一切極秘の作戦を成功させたい。
    期限は白夜が始まるまでの6週間、チャンスは一度きりで正式な辞令もないが、潜入人員確保は可能か。

    もちろん少佐は承諾し、人員8名+専門家1名の計9名で作戦を遂行するべく動き出すのですけど。
    期限6週間のうちにはスコットランド高地での訓練も含まれていたり、集めた人員がちょっと個性的だったり、
    空から潜入するその瞬間から問題発生で一気に緊迫したり、現地協力者のベオウルフが本物かどうか怪しかったりなどなど、地味ながらのっけから目が離せない流れで。

    「敵は?」
    「将軍率いる山岳部隊だ」

    という、そのドイツの少数部隊がまたなかなか強い。(若干将軍のキャラ付けが変だったけど)
    潜入部隊は退却するまでに一人減り二人減り…、ロンドンの本部も救助を出せなかったりと大変。
    果たして、作戦は成功できるのか。彼らは無事に帰国できるのか…。
    あ、彼らが潜入を試みるのはノルウェーの山のなかなんですけども。(すごく寒そうで今の季節にぴったり)
    見ながら、戦時の上司の資質、軍人の資質というのをいろいろ考えちゃったりもしたなァ。こういう作品の常で。
    部下をいかに生き延びさせることができるか、無駄死にしないようにできるか、戦局を見極められるか…。
    あと、接近戦…(T_T)

    役者陣みな良かったです。
    レインズを演じるのは、こないだ見直したばかりの「トレンチ」でちょっと悪役風だった彼。
    特殊部隊をびしびししごく軍曹のマッケンジーの人は特に良かった。信頼できそうな面構えが。
    なにより少佐がショーン・ビーン♪(彼、どんどん渋くなってるな)
    ダーシーさんが、ショーン・ビーンにだけこそっと打ち明ける情報もあったりして、なんかこういいのです。仕事してる中年男たちの図が。(でも、なんせショーン・ビーンなので少佐の運命はアレなんですけども)

    お目当てのダーシーさんは、のっけからめちゃくちゃかっこいい。
    ロンドンでの軍服姿といい、白い厚手のタートルネック、ダッフルコートという英国海軍?(よくわからない)なスタイルといい素敵だし、人間的にもビシっとしたいい男っぽくて、この姿を見るだけで眼福満足明日も頑張れる!!16本目にしてこの幸せ!! くぅ~~~っ と静かに大興奮でしたわ。(ちょっとかっこつけてる感じが、ムフフというシーンもあったけど。でも、『レプリカ』のサイコなおっさんもじわじわとお気に入りと化しているので、も、なにがなんだか)

    今回の話はどこらへんまで史実なのかよくわかりませんが、当時の特殊部隊はこんな風にさまざまな仕事を、寄せ集め人員で秘密裡に必死にやっていたのだろうな…と。そして、占領される国という立場についてもあれこれ。






    category: lovestruck

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    氷の家 ミネット・ウォルターズ著  



    『氷の家』 ミネット・ウォルターズ著 成川裕子訳 (『THE ICE HOUSE』1992年)

    初読。初ミネット・ウォルターズ。


    面白かったぁ~~~~(歓喜)


    いやぁ、大満足。
    ダーシーさんがドラマに出てたというけど、まったく思い出せないので読んでみたんですけど。

    ダニボンが大活躍してたドラマの筋はうっすら覚えているけれど)

    素晴らしい一冊にめぐりあえた時の喜びが、読んでいる間中じわじわ続くたまらん嬉しい作品でした。
    読み終えてまた再度それをかみ締めて、にまにま。あぁ嬉しいな。面白かったな。

    とにかくその観察眼、登場人物たちそれぞれの思考の描写にくねくねしました。(嬉しくて)
    大好きなハイスミスを読んでるときとはまた違う喜びだった気もするけど、うーん結局一緒だったかしらん^^;
    ポーへのオマージュをこんなふうにするんだ…とか、さまざまな女や男の、作者が言わせるそれらの言葉を味わう喜び、つまりは読書の喜びを存分に堪能できました。

    読書中は、以前みたドラマの役者さんたちとはまた違う、自分だけの想像上の背格好目鼻立ちをした登場人物たちが動き回ってくれましたが、役者さんは役者さんですごく良かったと思います。どっちも好きだ~。(やはり私は原作は後で読むほうがいいみたい)

    ミネットさん、これからも作品をどんどん読むことにしよう。(あ、ル・カレ様もほぼ集めたから早く読まねば)
    ダーシーさん、ありがとう!!おかげで面白い小説を手にする機会に恵まれましたわ♪
    (結局、ドラマでのダーシーさんのジョナサンはちーとも思い出せなかったけど^^;)


    こんなだったらしいけど思い出せない…(けど素敵)




    category: その他の感想

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    朝から  



    飛び込んできた訃報。

    去年、リハビリしてるってニュースは読んだけれど…。

    なんてこった…



    category: あなただけ今晩は

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