終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    私的覚書 2012年  

    ふ~ 速いわ一年~。来年もシャンとして前を向こ。
    今年も映画館にはまったく行けてないですけど、ぐっとくる映画にめぐり合えて幸せでした。
    それと、ル・カレ文学に触れることができて良かった~。




    【個人的によかった映画】*2012年に鑑賞した新旧作品すべての中から

    1) SHAME -シェイム-
    2) ランジェ公爵夫人
    2) ベルサイユの子
    4) フェアウェル さらば、哀しみのスパイ
    4) 50/50
    6) 神々と男たち
    7) ミッドナイト・イン・パリ
    8) 瞳の奥の秘密
    9) この愛のために撃て

    首位は、やはり『SHAME -シェイム-』。ただ1時間鼻水止まらず、まいった。
    キャリー・マリガンの歌う「ニューヨークニューヨーク」、これもまいった。隙のない監督の美意識にも脱帽。
    『50/50』は、音楽もかなり良くてサントラが欲しかったけど売ってないようで残念。

    【 私的今年の一目惚れcharacter 】




    ベネ坊ちゃんのシャーロック。それと、アイリーン・アドラー。台詞の掛け合いも面白くて良かった~♪
    もちろん、ジョンも好き好き~。
    現代版シャーロックが、こんなにも原作のホームズらしさを出せるなんてと感激しました。



    ダミアン。久々の一撃陥落。
    ギヨーム出演作品探しは来年も続く・・・(T_T)

    【 助演ぶっちぎり賞 】




    『アーティスト』のわんこ。

    *************************************************************

    今年も一年遊びにきてくださりありがとうございました。
    ご無沙汰ばかりになってしまって申し訳ありません。
    大なり小なり心配ごとは尽きませんが、来年もどうぞぼちぼちのんびりよろしくお願いいたします。
    2013年が素敵な一年になりますように。

    よいお年をお迎えくださいハート





    category: 私的覚書

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    50/50  




    『50/50』 2011年 アメリカ

    初見。
    いいお話でした。嘘がなくて。
    病を扱う作品は、特にその誠実さが気になるところですけど、これは清々しい心持になる作品でしたわ~
    (重い題材を扱いつつ 反吐の出そうなお涙頂戴ものにするのも頭にきますが、もっとタチの悪いのは、淡々とした優しい目線だのでごまかす恣意的で嘘だらけの俗悪なやつ。も、最低。)

    男同士の友情がねぇ、いいんです。
    主人公が友人に自分の病気のことを話すんですけど、そのとき友人はまず「…吐きそう」って言うんです。
    それで、ああ、これは途中でやめたくなるような話じゃなさそう、ちゃんと 実 がありそうだなと思って。
    親しい人間にああいう告白を受けたら、まずは衝撃と動揺と心配がないまぜになったむちゃくちゃな感情が押し寄せてほんとに吐きそうとしか言えない気分になるもんだもの。
    思った通り、彼は陳腐な言葉など一切使わずに、しかし主人公のことをまるごと受け止めてあれこれ考えつつ、
    いつも普通にそばにいる陽気ないい男で、やすいバカみたいな展開とは無縁でした。
    下品で軽そうに見えるんですけど、ほんとは友情に篤い温かい奴だというのが所々でちらっとだけ見えるというねぇ、よかったですほんと。

    それから、周囲の人間たちと主人公の関係の描き方もとても良かった。
    どうしたもんか…とものすごく迷いながら必死に言葉を探したり、なかなか伝わらなかったりする部分、リアルだったなぁ。母親と主人公の関係もすごく、あぁ、わかるそれ~と思ったし。

    役者さん、みな良かったです。
    久々のジョセフ・ゴードン=レヴィット、ほんといい表情をするんだなあ。そしてうまい。
    他にセス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストンなどなど。治療仲間のおじさま二人も良かった。

    それにしても、病院というのはどこの国も同じ空気を醸し出してるよな~。駐車場さえも。

    category: 映画感想

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    SHAME -シェイム-  

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    『SHAME』 2011年 イギリス

    初見。久しぶりのファスベンダーさん目当てにのんきに借りてきた今作品。

    うう、つらい。なんて悲しい。苦悩に満ち満ちているではないの。
    主人公の依存症は妹と同じ自傷地獄で、よろこびの感覚など微塵もない。
    普通では逆にできないので、いよいよ苦しみは増すばかり。
    画面から伝わるさまよえる主人公の絶望は、「鬼火」の主人公のそれに匹敵するのじゃないかしら。
    これが地獄でなくてなんだろう。

    最初からひりつく感覚に包まれるんですけど、(ファーストショット、死体かと思った)
    シシーの「ニューヨークニューヨーク」(兄貴より先に撃沈(T_T))を聴いて以降は
    涙と鼻水がラストまで沁みだし続けて止まらなかった。

    役者、素晴らしい。撮影、美しい。
    怯え震えて肩を寄せあう幼い頃の兄妹が見えるよう…
    監督は初めての方でしたが、名前からしてよいわ。英国の方。

    名作…(T_T)(T_T)

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    category: 映画感想

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    神々と男たち  




    『DES HOMMES ET DES DIEUX』 2010年 フランス

    初見。96年に実際に起こった事件を元にした作品とのこと。
    静謐な映画。
    そして、その中で悩む修道士さんたちの心の内がぐっと迫ってくるのでした。
    人が祈る姿というのは美しい。

    衝撃だったのは、アルジェリアの村人たちと良好な関係を築いている修道士が
    きちんとコーランを勉強し、イスラム教に敬意をもっていること。
    こんな映画はあまり見たことがありませんもの。
    異国の地で宣教師として熱心に布教、なにがあっても信念を変えない、というようなのは見ましたけれど。
    おおお!と目を見張りました。
    平等に接するというのはこういうことじゃないかと。
    みな人間である、という視点というのかなぁ。素晴らしい柔軟性。
    フランスとアルジェリアの歴史というのもフクザツだな…とも。




    お医者も兼ねるリュック修道士のような人がコミュニティごとにいたら、素敵だわ。
    家族や知り合いには言いにくいことをこそっと話せるような。

    「あの当時でも選手は汚い試合はしないよう心がけていた」。

    ル・カレの思想にも通じるような人間としての生き方。
    それを我々はもう一度見直すべきじゃないのか、というような監督の思いも感じました。
    見ることができて良かった。



    もうひとつ、おお!だったのは左のお方。
    何年ぶりでしょう!!(個人的に)
    むかーしむかし大昔、アラブの王子様を颯爽と演じててかっこよかったんですよね

    Docomo_kao12

    以来追いかけるんだけども、世の中はその頃クリストファー・ランベールの方がばんばん取り上げられてて、雑誌にもなかなか載らなくて。

    もちろん出演映画も、東京でしか上映されないようなのが多くて映画館ではなかなか観られず悲しい思いをしたものです。

    ついには、89年か90年くらいでしたか「ゲイを告白」なんて小さい記事を見つけて大失恋!(勝手に)
    それはともかく(勝手に)失恋以来の再会となったランベール・ウィルソンは品のいい素敵なおじさまになっておられて嬉しかったぁ。ますますご活躍されますように♪しかし、若々しい!


    category: 映画感想

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