終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

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    フローズン・リバー  



    『FROZEN RIVER』 2008年 アメリカ

    初見。やられました。すごく好きな作品。

    言うなればジーナ・ローランズです。『グロリア』の。
    そういう女性が主人公。
    男前な母性に腹の底がぐっと熱くなります。
    やっぱり侮れないなあ、アメリカ映画…

    どうしようもなく追い詰められ疲れきっている母親。
    しかし生きていかなくてはならない。子供たちを守らなければならない。
    そのためには自分が銃をぶっ放し問いただす。
    頼るものがいない今、道を見つけて切り開くのは自分しかいない。
    違法行為だとわかっていても、自分が行動しなくてはならない。
    どうなる?
    どうなってしまう?
    深夜に氷結した川を渡る彼女の車。
    仕事は迅速に。なめられてはいけない。金はすぐに数えろ。
    見ているこちらは、ただじっと息をこらしてスクリーンに見入るばかりなんでした。

    男前な脚本。
    いろいろわかってきているけれど、まだ子供である15歳の長男との関係もいい。
    女性たち、そして子供の心情の捉え方、撮影の仕方もすごく良かった。
    子役の子たちがこれまた赤ちゃんに至るまで実にいいんだなあ。(可愛げのある子ばかり)



    先住民族保護区の女性との間に徐々に芽生える友情の描き方、ラストの決断も素晴らしい。
    すこぶる男前にして静かに胸を熱くさせる、あくまでもさらりとした見事な結末。
    肝の据わった、なんていい女だろう。闘志がわくわ。

    渋い映画、「生きる」映画でした。

    脚本、監督は1964年生れのコートニー・ハント。
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