終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

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    マーラー  



    『MAHLER』
    1974年 イギリス
    初見。
    いや、その、こんな顔の人ちょっと好きだなぁと思って。
    なぜあなたはいつまでも手紙の返事をくれないのですか?とかなんとか、
    こんな顔した青年に言われてみたいなあと思って。(←馬鹿である)

    で、鑑賞したところが・・

    あらら・・・素晴らしいわ・・・
    すごく好きだわ。
    もちろんケン・ラッセルの世界なのですが。


    マーラーのいくつかの交響曲、
    あ、これはかろうじて聞いたことあるぞ・・程度のド素人だからこそ
    何も考えずに浸れたのでしょうか。

    とにかく、素晴らしいと思いました。
    変てこなユーモアも含めて(^^ゞ

    芸術家の造形。自在なイマジネーション。

    昔は作曲をし、マーラー作品の写譜もし、
    彼を愛した妻で女であるアルマの描き方もなんだか好き。
    キャスティング、完璧ではないかしらん。
    美青年なのにすごく変、でも、マーラーだ!と思わせる役者さん。(ロバート・パウエル)
    (映画とは関係なしに、マーラー夫妻の子供役の二人の女の子がものすごく可愛い!)

    台詞もいちいち好き。
    のっけからやられました。

    「僕は音楽で
    僕は岩で
    岩は僕だった」

    というの。

    「君も夢に出てきたんだ」
    「どうせ砂利かなにかでしょ?」

    ウィーンへ帰る車中のすっかり冷め切ったようなマーラー夫妻、

    晩年、死の直前のマーラーのほんのわずかな時間の夢でもあるのですが。

    アッシェンバッハとタッジオだ!なシーンで、
    あ、そうか。確かモデルはマーラーだっけ?と思い出したり。
    そこでようやくほっとしかけた彼の邪魔をする記者。ああ、腹の立つ!!

    過去へ、幸福へ、現在へ、悲しみへ、
    過去へ、不安へ、現在へ、幸福へ・・・

    無茶苦茶でセンシティブなマーラーではあるけれど、

    「第1楽章の第2主題だよ。
    気付かないのか?
    あれは君じゃないか!」

    とアルマに言うシーンまできて、
    どど~っと感動してしまった。

    ああ、好きだなあ。これ。
    すごく好き。
    私が叫ぶ代わりに音楽が叫んでくれて、スっとしました。
    言葉で説明できないけれど・・
    感覚的に大好き。

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