終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    ダンケルク  

    Dunkirk_Film_poster.jpg

    『DUNKIRK』 2017年 イギリス・アメリカ・フランス

    初見。どうせ観るなら・・・とIMAX次世代なんたらで鑑賞しました。
    作品情報ぜんぜん入れずにいたけれど、これで見て大正解だったみたい。
    ありがとう、映画館。(オットも前のめりであった)
    個人的にはこの監督の作品は、合う時とさっぱり合わない時がはっきりわかれるけれど、今回は良かったなぁ。面白かった。
    ラストでちょっとひっかかったところがあって、それはあとで考えるとして、とりあえず、見ることができてほんと良かった、と思う作品でございました。

    ま、一番思ったのは、ノーラン監督って、ほんと男優たちを美しく撮るわよね!!ってことだけど♪(ワタシのダーシーさんも、超かっこよかったわ。へっへ)

    とにかく、のっけから臨場感、緊迫感、切迫感が半端なく、おそろしくてたまらない。
    死ぬ、死ぬ、死ぬ~~と、何度も体験させられる。
    チャーチルの~we shall never surrender~演説は素晴らしいけど、実際現場はそれどころじゃない。
    状況を読める人間なんて限られているので、若い兵士たちは右往左往しながら、ひたすら、今どうするかを考えて運に任せて動くだけ。時間とのたたかい。
    40万残っているのに、本土決戦に備えなくちゃならんから救出にはそんなには派遣できぬ。3万だけ救えって(言ってたと思うんだけど勘違いだったかもしれん)、もう、むちゃくちゃ。戦場ってほんとに(涙)

    あぁ、怖い。わたしなんかなんの役にも立たんな、震えて逃げ惑うばかりだな。すぐ殺られるな。あぁ、無理無理。戦争あかん~~。と観ている間じゅう、主人公の半身気分で感じっぱなし。(主人公はもっとしっかりしている)
    恐怖に震えながら、若くして異国の海で死んだ大叔父の写真や、戦場の話を決してしなかったという祖父や、異国で戦病死したオットの祖父や、戦場の凄まじい体験を少しだけ話してくれた恩師たちのことを何度かチラっと思った。隣国とはできるだけ仲良くしとかなあかん、とも。いざって時に助け合わねばいかん。

    それにしても、ダンケルクの戦い、歴史の大まかな流れはなんとなくわかっていたけれど、ものすごい数を撤退させたんだと改めて。これが1940年か・・・。すごいことだな。

    敵憎し、とかそういうのではなく、兵士大事、人間大事、自分のやるべきことを見極めて生きていきたい(イデオロギー云々無関係に、いまそこで大変なことになっている人を助けるのが命題の医療従事者とかはそこがはっきりしてていいな、とか)、というような気持ちがずーっと横溢しているような、そんな映画でした。もう一回みたい。

    さ、あとはひっかかってる部分を考えよ・・・。

    category: 映画感想

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    バニー・レークは行方不明  

    BUNNY LAKE IS MISSING2

    『BUNNY LAKE IS MISSING』 1965年 アメリカ

    年に一回くる衝動の一つ、2001年宇宙の旅の三角関係(と勝手に思っている)シーンが急に見たくなりまして、夜中に見たのです。
    あぁ、やっぱりわくわくする。好きやわァこのシーン。
    デイヴィッド・ボウマン船長と、ぶっ殺されるフランク(あのシーン、いつも窒息しそうになる)と、HAL9000。
    HAL9000の声がめっちゃいいのよねぇ。おかしくなっていくHAL9000。やらしいのよね。
    で、ボウマン船長の澄み切った不思議な目が、また良くて。
    (私の2001年宇宙の旅の楽しみはここの一連のシーンに尽きる)

    この目は、ほかの映画でどうなのかしら?と思ったので、今回はこの作品を鑑賞。初見。

    ぎゃー、なんじゃこれ面白い~
    ボウマン船長、目がきれいなのに怖っ!


    印象的なオープニングタイトル、もしや・・・と思ったら、なるほどソウル・バス。
    面白いなあ(嬉)
    ベリベリ~と破っていく手がほっそりしててきれいなのもええわァ。
    これ、兄貴の手かしら。妹の手?

    BUNNY LAKE IS MISSING

    長年、うさぎが行方不明になるコメディ?ぐらいの認識でしたけど、ぜんぜん違った。
    サスペンスでした。
    プロット的には珍しくないのに、これは面白い。

    のっけから、引き込まれて目が離せない展開。
    あの保育園!!あの家主!!(ノエル・カワードである)
    ロンドン、とんでもない魔界だ(笑)

    しゅっとしてて仕事のできる、しっかり者の兄貴がふと垣間見せる妙な表情。
    ボウマン船長ったら、うまいのです。
    (ん?)と引っ掛かりを投げてくる。自然に。
    打ち消したくなるけど、消えない。
    妹のキャロル・リンレーがまたすごくいい!!
    端正な警視はオリヴィエ卿。部下もいい。
    出てくる人全員がこちらの不安を静かに煽ってくる。

    bunny-lake-still.jpg

    喋るお人形の演出、うまいし。

    この映画がすごいのは、まったく失速しないこと。
    後半、どんどん変な恐怖が増す演出なのね~
    げーーー!そっち~~~????
    最後の最後まで、(あかん、あかん、あかん)。
    あんな気持ち悪いブランコのシーン、初めてだわ。
    「約束」というお嬢ちゃんの声も、なんか怖いし。

    いやぁ、ほんと面白かった。
    The Zombiesもよい。



    ボウマン船長・・・見直した・・・
    他にも出演作を探そう。

    category: 映画感想

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    ベイビー・ドライバー  

    ベイビードライバー

    『BABY DRIVER』 2017年 アメリカ

    もちろん初見ですが。

    最高でしたわこれ。

    いろいろと。
    大好きなお伽噺。

    残念なことに知らない曲もけっこうあったんで
    サントラ購入して、歌詞探さなきゃ。
    で、もっかい観に行こう。

    エドガー・ライト監督作品。
    (初めていった映画館だったけど、感じがよかったなぁ。これからここでやってる作品はちゃんとチェックして、なるべくここで観よう)

    category: 映画感想

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    ブレンダンとケルズの秘密  

    720full-the-secret-of-kells-screenshot_jpg.png

    『THE SECRET OF KELLS』 2009年 フランス・ベルギー・アイルランド

    初見。無事に観に行けて良かった~(嬉)
    そして、とっても面白かった!
    9世紀のアイルランドが舞台の、あの美しい美しい”ケルズの書”に纏わるファンタジーなのだが私でもいけた(^^;

    修道士の卵である赤毛のブレンダン少年を応援しつつ、彼のおじさんの苦悩にも思わずハラハラ。
    あのおじさんの声、ええわぁ。最初、ちょっと無感情ぽくて怖い感じのあの声。
    というか、登場人物全員の声がいいのだが。

    良かった。あのラストで。
    (おじさ~ん、ほんとよかったねぇ!!!というのが一番であった)

    けるず

    森の妖精と、エイダン修道士の連れてきた猫がまた素晴らしい。
    あまりの造形にめろめろである。
    音楽も絵もとても良かったし、あの色彩にも大満足。

    The_Secret_of_Kells_2009.jpg

    修道士と本と・・・というので、ちょっと昔の映画の「薔薇の名前」がよぎったりしたなァ。(あの映画は映画で、最初のわくわく感がどんどん、あれ?あれれ??そっちですのん????になった覚えがあるのだが)

    アホみたいな感想しか書けていないが、観ることができて良かった。
    さ、来週からも頑張らねば。


    category: 映画感想

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    家の鍵  

    LE CHIAVI DI CASA2

    『LE CHIAVI DI CASA』 2004年 イタリア・フランス・ドイツ

    初見。
    キャストが全員ひじょうに魅力的な人物造形を果たしている映画で、
    なおかつ淡々とした演出がとてもよかった。

    「いつも日常の些細なことばかりを考えることにしたわ。
     娘にパジャマを買おうとか、歯磨き粉がなくなるとか
     娘の好きなクッキーをミルクに浸そうとか。 
     少し表面的なぐらいの方がなんとか生きてゆける」

    そうやって日常をなんとかやっていっている理知的なニコールの心の暗部。
    シャーロット・ランプリングの物言わぬ複雑に変化する厳しい眼差し。
    手に取るようにわかる気がする彼女の内面を感じて、様々なことを思う。
    この作品はいやらしい非現実的な甘さのようなものは一切排除されている。
    人間が生きるということを真摯に怜悧に見つめた映画で、
    人間の愛も絶望も尊厳もひたひたと沁みてくる。

    LE CHIAVI DI CASA1

    物語の発端となるパオロ。
    出生時に母を、そして父をなくした(と言っていい)パオロ。
    彼を見ていると、叔母夫婦がどれだけ彼の将来まで考えて大切に育ててきたかがわかる。
    愛され、そして責任をもって育てられてきたとても賢い子供だ。
    人の気持ちにも敏感で、身勝手な大人の感情にはきっちりとお返しをする。
    それがわからなくておろおろする実父のジャンニ。
    愛にあふれ、もちろん不安もかかえるパオロは、ジャンニの弱さを否定はしない。
    ラストのパオロの男気には何とも言えない気持ちになる。
    パオロと接することで、ジャンニもいい方向に強くなっていくであろう予感を感じさせるのが嬉しい。

    LE CHIAVI DI CASA3

        

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