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    終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    神と共に 第2章:因と縁  

    ALONG WITH THE GODSTHE LAST 49 DAYS

    『ALONG WITH THE GODS: THE LAST 49 DAYS』 2018年 韓国

    地獄めぐりエンタメ第2章。初見。

    いやぁ、業でした。業。地獄の使者たちの業がすごかった。

    それと、前回が母なら、今回は父かな?

    地獄は相変わらず広いですが、第2章はかなり漫画っぽかった。(原作漫画らしいし)

    涙を誘うシーンはなくて、スホンの裁判というよりは、3人の業のゆくえが気になる展開。
    業と情かな・・・
    人があまり多いと休廷になる、とか、けっこう地獄は自由らしい(^^;

    途中までちょっとダレそうになっちゃったんですけど、中盤から前のめりでしたわ。
    閻魔様、まさかそうだったのね!だったんですけど、オットは、見てたらわかるやろ!と言っていた(^^;
    ついでに、次回作も作る気なのか?と言ってたけど、どうやろ・・・(^^;

    あ、知ってる!という顔がたくさんご出演で嬉しく、また、柄にもなく、善い人間として生きたいものだ。と思う2部作でございました。

    ********************************************

    しかし、この1か月で一番ショックだったのは、ハ・ジョンウさんが年下だとわかったこと。
    なんてことだ。信じられない。絶対1つ上だと思ってたのに・・・←なんの根拠もないけど
    あんなに渋かっこいいのに、年下だなんて。

    ドンソク兄貴は、ムヨルさん(増量したように見えるが)も出てて死ぬほどうれしい「悪人伝」が早くみたい!!!見せてくれ~~~~




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    お嬢さん  

    ahgassi.jpgTHE HANDMAIDEN2016

    『THE HANDMAIDEN』 2016年 韓国

    素晴らしい。初見。

    やっと見ることのできた久々のパク・チャヌク作品。
    えーと、イノセント・ガーデン以来かな?

    第1部も第2部も最高だが、第3部も最の高。
    原作とは違うラストもまた素敵だった。
    政治色もしっかりと滲ませた物語だが、こういう風に仕上げられる知性にうっとり。

    「これが仲間ってものかしら」。
    飛び越え方の軽やかさと集中力の高い恋情(しかし互いにきっと深い部分でとっても自由)に明日への活力も増すというものだ。

    いやぁ、最高だなこれは。
    ユーモアもかなりあった。(辛辣なユーモアも笑)

    役者陣、全員良。
    秀子とスッキの魅力的なことといったら!!
    ハ・ジョンウさんもぞれぞれの部でかなり違ってみえて良かった。
    シグナルのあの人が、変態叔父になっているのは驚いちゃったけど。
    叔母は、ライフの教授をしてた方かしら。(顔が好き)

    あぁ、面白かった!





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    神と共に 第一章:罪と罰  

    ALONG WITH THE GODSTHE TWO WORLDS

    『신과함께: 죄와 벌 ALONG WITH THE GODS: THE TWO WORLDS』 2017年 韓国

    初見。
    2019年初映画館!!(ようやく~~)はぁ、大きなスクリーンはええな。

    というわけで、今年1本目は、神仏習合?地獄巡りファンタジーエンタメでした。
    途中で一瞬ダレそうになると即座に違うカンフル剤が投与されるので、最後までわりとあっという間。
    ついでに制作側の意図通りに涙し感情移入して、代わりに時々お母さんの様子を見に行くから安心して~!!みたいな気分になる始末。
    いやぁ、楽しんでしまった。(オットは私の3倍泣いていた(^^;)

    死後49日の間に、殺人、怠惰、嘘、不義、背信、暴力、天倫(これは親孝行したか)の7つの地獄で7回の裁判を受け、無罪放免で通過できた死者だけが転生することができるシステムになっているらしい。あの世では。
    49日とか三途の川とか閻魔さまとか夢枕に立つとか舌を抜かれるとか、仏教徒にはなじみのあるあれこれで入りやすい。7つの大罪風なのは、基督教っぽい。
    母子の情、家族の情のド直球で海より深い濃さとでかい愛は、あぁ韓国だなァと羨ましいようなところもある。
    地獄巡りツアーには、3人の使者(これも元死者でそれぞれ事情があるようだ)がついて、裁判が終わるまで守護(弁護も)してくれる。
    たくさんの人を救って亡くなった消防士の善人青年が、きちんと最後まで無罪で通って転生できるか否か。
    十数年ぶりの「貴人」判定が出た青年の人生を辿るうちに見えてくるさまざまな事情。
    まぁ、なんというか飽きないエンタメなのでございます。



    使者の人間くさいおっちゃんは、哀しき獣のハ・ジョンウさん(顔が好き)で、もう一人はアシュラの兄貴~の人でキングダムの王子だった(今回はちょっとチャラい)。二人はすらりとしてたっぱもあるので、あのファッションがえらく様になるなァ。そして弁護をしてくれるドクチュン嬢ちゃんの可愛いらしいことといったら!
    他に、兄弟のジャホンとスホンの人たちはともにうまくて、特にスホンには泣かされてしまった。
    お母さんの女優さんは、お名前が覚えられないけれど、いろんなドラマや映画でしょっちゅう見る方で、あ、こんにちは!みたいな感じだ。
    二番目の地獄の大王は、イ・ボヨンさんが弁護士をやってたドラマで彼女のお母さん役がよかったあの女優さんじゃないだろうか。
    閻魔さまはイ・ジョンジェさんで、スホンの上官は、秘密の森のソ検事であった(笑)
    そうそう、新感染こと釜山行で好演していたお嬢ちゃんが、今回もええ味出してたわ。

    今月末に観られる第二部では、使者たちの事情とスホンの裁判のお話になる様子。釜山行の兄貴マ・ドンソクさんも出るようで、楽しみ~♪

    エンドクレジットと共に流れる曲のチェロがよかったな。






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    NO REGRET  

    NO REGRET2006

    『NO REGRET』 2006年 韓国

    初見。ドヨンさん、ソンウンさん、ナムギルさんの作品を物色中にて、まずはこちら。
    いや、これは佳品でしたわ。好きだなァ。邦題もまんま「後悔なんてしない」。
    俳優さんたち、みんなうまい。

    「アンニョンハセヨ、スミンシ」
    「アンニョンハセヨ、ジェミンシ」
    (シの前にッが入るようにも聞こえる)

    時間差を置いてのこの二人のそれぞれの挨拶がとても良く、何とも言えず心じんわり。
    関係が変化する一番大事なところで出るんですけど。(つまり2度変化する)
    最初はジェミンから。次はスミンから。


    まず主人公たちの造形がいいのです。
    一人は、親がなく子どもの頃から施設育ち。ソウルに出てきて日中は工場で働き、夜はバイトしながら予備校に通って一生懸命大学へ行こうとしている青年。面倒見がよく、仲間にも本当に優しく、なおかつかなり男らしく反骨精神に富み、誇り高い。境遇的には名作「藍宇」を思い出すけれど、またちょっと違う青年像。
    もう一人は、会社のお偉いさんの息子で資産家階級。息子がゲイであることをわかっている両親からの”しかし当然のことだが結婚はしろ”圧力に苦しんではいるものの、根は善良、素直で一途な坊ちゃん。優しいし情熱もあるけど、世間知らずでちょっとばかし色々気づくのが遅い。


    話は若い二人の恋模様かつ成長ものですけど、坊ちゃんが最初、青年を猛烈に怒らせまして。
    悪気なく(良かれと思って、というダメパターン)青年の誇りを深く傷つけたもんだから、そこから映画の半分、1時間ほどぜんぜん相手にしてもらえない。名前も教えてもらえないし、聞きもしてくれない。
    坊ちゃんは、必死に(かっこ悪く)追いかけて追いかけて、恥も外聞もかなぐり捨て、諦め悪くずっと追いかけて、周囲には「またストーカーきてる」とか言われちゃう始末。それでもまだ追いかけて、一度でいいから人として見てくれとか、だって心が痛いから(T_T)、なんて言う。
    「謝罪したいって、青い顔してずーっとお前のこと探し回ってたよ」と同僚に聞かされて、青年も徐々に、坊ちゃんを信じてやろうかな…みたいになってくるんですけど・・・


    青年の孤児院仲間の先輩たちとの関係や、工場での同僚、夜の世界での同僚との関係など、ちょっとしたエピソードがいちいち良かったです。やっぱりなんだかんだで人情というのが沁みるもん。知らない土地で理不尽な目に遭いながら生きていくには、こういう人間関係がないときつい。
    それに、夜の世界は、割り切ってしたたかに金のために頑張ると言っても、やっぱり自身を切り売りする部分があるから、(身体気をつけてな。大事にしてな…)みたいなつらい気持ちになってしまう。あの青年たちみんな。

    一途さと健気さが炸裂する二人の関係は、(頼むからなんとか幸せになってくれ~~)と応援せずにおれない。なんでしょう、あの二人の自然なかわいらしいカポーっぷりは(笑)俳優さんたち、うますぎるんですけど(笑)
    台詞もとてもよくて、いい脚本やなァと。

    あんたほんまにどーするつもりなん、と見守ってた未熟な坊ちゃんも、青年とずれたテンポながら、なんとか一歩前に進むことができ(婚約者の人生までめちゃくちゃにするわけにいかんからやっぱりきちんとしてもらわんと。彼女には彼女の幸福を追求してもらわねば)、文字通りかなり痛い目にもあうけれど、腹括って自立していけるといいなァと。家問題、大変だろうけども。
    とりあえず、あのニヤリとさせられるラストで、希望は見える。対等な人間同士としてあらためてスタート。
    まずは、青年を病院に連れて行ってあげてよ坊ちゃん。頭は、大事や。

    ***********************************************

    青年を心配する先輩も、青年を慕う後輩も、仕事仲間も、みんなそれぞれ必死で生きてる感があるのもとてもよく、俳優さんたちは主演も脇役もみなうまかった。
    青年と坊ちゃんのイ・ヨンフンとキム・ナムギルは、デリケートな心情表現がひじょうに上手。ナムギルさんは、声もいい。

    韓国映画やドラマ、こんなに続けて見るのは初めてだけど、いろんな作品があるのだなァ




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    無頼漢 渇いた罪  

    無頼漢7

    『THE SHAMELESS』 2015年 韓国

    チョン・ドヨンさんにすっかりやられたので、彼女の作品を追いかけるべくNetflixで探したらこの映画が出てきた。ので早速鑑賞。
    ハングルの原題は、翻訳にかけたら「無頼漢」とのこと。初見。

    タイトルから受ける印象と、実際に見た印象は少し違っていて嬉しい1本だった。
    確かにアウトローたちの話なのだが、同時に男と女の感傷的な愛の話で、個人的にかなり好きになってしまった。
    例えば不汗党はどうにもならない愛の話だったが、無頼漢もやはりどうにもならない愛の話なのだ。どうも自分は、メロドラマなノワールものにとことん弱いらしい(^^;

    で、とにかくこの映画は、役者たちの演技がいちいち良かった。音楽も非常に良かった。
    女も男も官能的なら、街も空の色も官能的。絡みつく鋭い視線が互いの心を見極めようとさぐりあい、やがて恋情の世界に取り込まれて己を失う・・・

    無頼漢

    女や男の造形は、なんだろう・・・子供の頃TVドラマなどで見たどこか懐かしい感じ。といって、決して鮮度がないというのではない。チョン・ドヨンて、キム・ナムギルて、パク・ソンウンて、ほんまええなあ・・・と見入ってしまう。お疲れ中年3人の図らずもにじみ出る可愛げがやるせない。

    苦労を抱え込みながらも、男に尽くすことに喜びを感じ、別の男の愛も受け入れてしまう、どこまでも恋愛の人であるヘギョン。
    さまざまな男たちが彼女を利用するが、ヘギョンはしたたかな計算高い女ではなく、情の濃すぎる強い女。儚げで隙があり、激情型で尽くしたがり、しぶとくてあどけなく、毎日必死で生きている本当は最後には男たちを食らいつくすこわい人種なのだ。
    (この女をドヨンさんが見事に演じている。酔っぱらってクダを巻くシーンだけ、ドヨンさんにしては、あれ?って感じたが、他は素晴らしかった)

    そんな女と心底惚れあってしまった男たちは、みな破滅してしまう。女はそんなことは望んでいないのに、男が勝手に破滅していくといってもいい。
    男たちは、それぞれできる男なのだが。そして、女に対しある意味とても誠実なのだが。

    ジュンギルは、そもそも専務の女に惚れなければよかったのだし、女のために逆上してファンを殺さなければこんなことにはならなかった。
    不正を憎む義の刑事であるジェゴンは、女に惚れつつ辛さをはねのけて職務を全うしたまでは良かったが(女にとってはちっとも良くないが、己の刑事としての生き方だけを拠り所にしている男としてはどうしようもないのだ)、せめて彼女の環境だけでも良くして幸せに生きていってほしいと行動した結果がこれだ。このどうにもならない愛!

    無頼漢3

    どれもこれも、別に女が自分から望んだことではない。
    ヘギョンはそばに愛する男がいてくれさえすれば、どんな境遇でもどんな毎日でも生きていける。男が自分を頼ってくれればいいと思っているし、信頼に応えてなんだってしてあげたいのだ。

    ヘギョンとジュンギル、ヘギョンとヨンジュン(ジェゴン)。
    どちらにも確かに愛があって、しかもその関係は残念ながら最初から幸福とは無縁なのが悲しい。
    それが分かっていてなお情にほだされたまま、最終的に己の運命を受け入れる男たちの今際の際の言葉がいい。女への思いは、ジュンギルもジェゴンも同じだろう。(というか、この二人の男はよく似ている)


    いやぁ、面白かったわ~。
    それぞれの登場人物にはいろんな過去がありそうだが、ありそうだな、とわかるだけで別に説明もなく、どちらかというと物静かに進行していくのがいい。韓国ノワールなのに、あれ?と思うほど血の印象がまったくないのも面白い。(刑事のバットはいかにもだけど)

    ジュンギル役は、パク・ソンウン。「新しき世界」でも一回見たら忘れられない面構えが良かったけれど、今回も出てきた途端に(出た…彼か!)とくぎ付け。一筋縄ではいかないあの顔。眼光の熱量。さらに、今回彼は尻まで迫力がすごくて、まいった。出番は多くないが、存在感が圧倒的だった。ちらりと見せる女への優しさも絶妙。
    ジェゴン刑事は、お初のキム・ナムギル。この人の抑えた演技と、複雑に変化する眼差しがすごく良かった。完全に場をさらっていく役者であろうドヨンさんとソンウンさんに全然負けておらず、見ごたえのある刑事役だった。薄着で首筋と背中を見せていると意外な仄寂しいようないとけなさが醸し出されるのも良かった。ジェゴン刑事の最期には思わず涙が出ちゃったもんね。哀しくて。(あのくらいじゃもしかして死んでないのかしれないが、やっぱり最期とも思いたい)
    他に、「アシュラ」でも良かったクァク・ドウォンが、ここでも嫌ぁな感じの先輩刑事役でとてもよかった。なんなんだろう、あの貫録(^^;
    ミンの人もこれまたいやらしい役がうまい!

    Netflixのおかげで、映画館へ行けないフラストレーションがだいぶ緩和されてるなァ。
    また、どんどんいい女、いい男に会えますように。


    この曲が劇中とエンドロールで流れるが、素晴らしい。やるせなさ倍増なのに、うるさくない。あくまでも良質BGMに徹している。Vnはヘギョンで、Vcが男たちかな…。一番好きなVnとVcの旋律がここでは入ってないけれど。

    category: 映画感想

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