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    終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    パラサイト 半地下の家族  

    기생충

    『기생충』 2019年 韓国

    初見。
    見終わって、じゃあ、どうしたらよかったのよ…とかなしい気持ちになってしまった(T_T)

    「殺人の追憶」の時のような終始胸倉を掴まれて揺さぶれ引っ叩かれているような衝撃はなかったが、監督作品を見るたびに感じるあの複雑な笑いや恐ろしさや緊張感のあれこれが洗練されていてまいった。
    あと、あの撮影。あの恐ろしい水。
    消毒は「ほえる犬~」でも主人公が浴びてたけど、これも意味がありそう。(ほかにも「ほえる犬~」に似てる部分がたくさん)

    のっけから失礼ぶっこいてくるギウの友人の大学生にムカっ腹がたったんでギウを応援しながら見てたんですけど、彼って、「新感染」こと「釜山行」の野球部少年ではないか!!と気が付いたら、ますます応援せずにはいられなくなっちゃった。
    彼が離れないんですと言ってた石も大学生が置いてった石だけど、あれ紛い物じゃないか。資本主義を象徴してるのか?と思いながら見てたけど、よくわからん。(大学生も紛い物とは知らなかったかもしれん)

    社長一家もなかなか困った一家で、テンションの高い「純粋」な奥さんはなんにでも依存して自分では何も考えない。責任を負いたがらない。
    においにまったく気が付かないのは、同じ人として認識してないからなのでは?と思うほど。そのうえ、なんか軽くヤク中っぽいし。
    社長は、奥さん自身を愛しているかよくわからない。
    娘もなんだか大丈夫か?と見ていたけれど、ギウを救おうと背負って逃げてるのを見てちょっと安心した。人間本来の姿で。
    敏感で幼いのにすでにすべてを知ってるような坊やもかなり心配だったが、家政婦さんとは信頼関係を構築していたようでそこだけはホっとした。でも、それも途絶えてしまったし…(娘とギウの関係も同様)
    人は同じ階層の人間以外とはなかなか信頼関係を築けないという現実はきつい。お互い寄生はできても信頼関係を結べないのは。というより、家族でさえ信頼関係を結ぶのは容易ではないことも多い現実と生活に、そんな余裕があるのかわからない。

    ギテク一家が、もうひとつの家族に時折見せる心配(良心や愛がないまぜになっている)に胸をつかれるが、それももう遅い。
    現代における寄生関係は多層で不安定で暴力的だ。
    色々考え出すと止まらないが、明日も仕事だ。
    じゃあ、自分はどうすればいいのか。それを考え続けることになる映画だと思った。


    役者陣、みな手堅い。
    「母なる証明」でもちょこっと出ていた女優さんは、今ケーブルで見ている「他人は地獄だ」で恐ろしい大家さんをうまーく素敵に演じており、こっちでは家政婦さん!まぁ、こんにちは!!と手を振りたくなった。イ・ジョンウンさんという方だそう。人のいい大らかなおばちゃんに見えて、時々めちゃくちゃ怖いのがいい。何か、安心できない凄みがある。
    低めの声がいいパク・ソダムちゃんは、あの煙草を吸うシーンが良かった~。

    category: 映画感想

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    久々の休日  

    국가부도의 날

    『국가부도의 날』(国家が破産する日) 2018年 韓国

    初見。かなり久々の映画館で嬉しかったが、観ていて時々ゾッとした。ワガクニにいたら誰でもそうだろう。
    社会派エンタメでがっつり韓国映画だが、告発ものを作るの、韓国は上手い。
    97年当時、日本でも報道された国民の金製品寄付のニュースはかなり印象に残っているものの、その金がいくら集まってどう使われたかはまったく知らなかった。それに、ここまで大変だったのか…。それも知らなかった。

    ゾっとして落ち込んで終わりかというとそうではなく、
    「常に疑い、考えろ。目を見開いて社会を見ろ。2度も騙されるのはごめんだ」
    というモノローグをかましてくるので、高校の現社の先生を思い出しながら(ラストの授業でほぼ同じことを言われて終わったので)映画館を出ることになった。

    役者陣は、知ってるお顔が何人も♪(でも、役名でばかり覚えているのでなかなか役者さんのお名前がインプットされず困っている(T_T))ヴァンサン・カッセルもいろんな映画に出るなあ


    멋진 하루

    『멋진 하루』 (素晴らしい一日) 2008年 韓国

    これはチョン・ドヨンさんが大好きになってから、いつか見なくちゃと思っていた作品。
    無料配信されていたので喜んで視聴しました(嬉)初見。

    原作は日本の方だそうだが、とにかくキャスティングの妙に尽きるというか…
    ドヨンさんとハ・ジョンウさんがもうばっちりなのだ!!
    ハ・ジョンウさん、ヒモ顔っていうか、なんつーのかしら。この可愛げのあるダメ男、優しく情味のある善人がはまりすぎ(笑)まぁ、そうだろうとは見る前から思ってたけど(笑)気持ちに余裕があれば自分だってこんな男にはちょっとくらい貸しちゃうかもと思ったほど(笑)
    彼は魔法を使えるのだ。思わず女がほほ笑んでしまう魔法。なぜか心が豊かになってしまう魔法。

    その芝居を受けてのドヨンさんの表情もいいのだ。
    あの最後の車の中のドヨンさんの顔!!!最高。

    この二人で田辺聖子さん作品をやってほしいなァ。めっちゃ見たい。

    category: 映画感想

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    神と共に 第2章:因と縁  

    ALONG WITH THE GODSTHE LAST 49 DAYS

    『ALONG WITH THE GODS: THE LAST 49 DAYS』 2018年 韓国

    地獄めぐりエンタメ第2章。初見。

    いやぁ、業でした。業。地獄の使者たちの業がすごかった。

    それと、前回が母なら、今回は父かな?

    地獄は相変わらず広いですが、第2章はかなり漫画っぽかった。(原作漫画らしいし)

    涙を誘うシーンはなくて、スホンの裁判というよりは、3人の業のゆくえが気になる展開。
    業と情かな・・・
    人があまり多いと休廷になる、とか、けっこう地獄は自由らしい(^^;

    途中までちょっとダレそうになっちゃったんですけど、中盤から前のめりでしたわ。
    閻魔様、まさかそうだったのね!だったんですけど、オットは、見てたらわかるやろ!と言っていた(^^;
    ついでに、次回作も作る気なのか?と言ってたけど、どうやろ・・・(^^;

    あ、知ってる!という顔がたくさんご出演で嬉しく、また、柄にもなく、善い人間として生きたいものだ。と思う2部作でございました。

    ********************************************

    しかし、この1か月で一番ショックだったのは、ハ・ジョンウさんが年下だとわかったこと。
    なんてことだ。信じられない。絶対1つ上だと思ってたのに・・・←なんの根拠もないけど
    あんなに渋かっこいいのに、年下だなんて。

    ドンソク兄貴は、ムヨルさん(増量したように見えるが)も出てて死ぬほどうれしい「悪人伝」が早くみたい!!!見せてくれ~~~~




    category: 映画感想

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    お嬢さん  

    ahgassi.jpgTHE HANDMAIDEN2016

    『THE HANDMAIDEN』 2016年 韓国

    素晴らしい。初見。

    やっと見ることのできた久々のパク・チャヌク作品。
    えーと、イノセント・ガーデン以来かな?

    第1部も第2部も最高だが、第3部も最の高。
    原作とは違うラストもまた素敵だった。
    政治色もしっかりと滲ませた物語だが、こういう風に仕上げられる知性にうっとり。

    「これが仲間ってものかしら」。
    飛び越え方の軽やかさと集中力の高い恋情(しかし互いにきっと深い部分でとっても自由)に明日への活力も増すというものだ。

    いやぁ、最高だなこれは。
    ユーモアもかなりあった。(辛辣なユーモアも笑)

    役者陣、全員良。
    秀子とスッキの魅力的なことといったら!!
    ハ・ジョンウさんもぞれぞれの部でかなり違ってみえて良かった。
    シグナルのあの人が、変態叔父になっているのは驚いちゃったけど。
    叔母は、ライフの教授をしてた方かしら。(顔が好き)

    あぁ、面白かった!





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    神と共に 第一章:罪と罰  

    ALONG WITH THE GODSTHE TWO WORLDS

    『신과함께: 죄와 벌 ALONG WITH THE GODS: THE TWO WORLDS』 2017年 韓国

    初見。
    2019年初映画館!!(ようやく~~)はぁ、大きなスクリーンはええな。

    というわけで、今年1本目は、神仏習合?地獄巡りファンタジーエンタメでした。
    途中で一瞬ダレそうになると即座に違うカンフル剤が投与されるので、最後までわりとあっという間。
    ついでに制作側の意図通りに涙し感情移入して、代わりに時々お母さんの様子を見に行くから安心して~!!みたいな気分になる始末。
    いやぁ、楽しんでしまった。(オットは私の3倍泣いていた(^^;)

    死後49日の間に、殺人、怠惰、嘘、不義、背信、暴力、天倫(これは親孝行したか)の7つの地獄で7回の裁判を受け、無罪放免で通過できた死者だけが転生することができるシステムになっているらしい。あの世では。
    49日とか三途の川とか閻魔さまとか夢枕に立つとか舌を抜かれるとか、仏教徒にはなじみのあるあれこれで入りやすい。7つの大罪風なのは、基督教っぽい。
    母子の情、家族の情のド直球で海より深い濃さとでかい愛は、あぁ韓国だなァと羨ましいようなところもある。
    地獄巡りツアーには、3人の使者(これも元死者でそれぞれ事情があるようだ)がついて、裁判が終わるまで守護(弁護も)してくれる。
    たくさんの人を救って亡くなった消防士の善人青年が、きちんと最後まで無罪で通って転生できるか否か。
    十数年ぶりの「貴人」判定が出た青年の人生を辿るうちに見えてくるさまざまな事情。
    まぁ、なんというか飽きないエンタメなのでございます。



    使者の人間くさいおっちゃんは、哀しき獣のハ・ジョンウさん(顔が好き)で、もう一人はアシュラの兄貴~の人でキングダムの王子だった(今回はちょっとチャラい)。二人はすらりとしてたっぱもあるので、あのファッションがえらく様になるなァ。そして弁護をしてくれるドクチュン嬢ちゃんの可愛いらしいことといったら!
    他に、兄弟のジャホンとスホンの人たちはともにうまくて、特にスホンには泣かされてしまった。
    お母さんの女優さんは、お名前が覚えられないけれど、いろんなドラマや映画でしょっちゅう見る方で、あ、こんにちは!みたいな感じだ。
    二番目の地獄の大王は、イ・ボヨンさんが弁護士をやってたドラマで彼女のお母さん役がよかったあの女優さんじゃないだろうか。
    閻魔さまはイ・ジョンジェさんで、スホンの上官は、秘密の森のソ検事であった(笑)
    そうそう、新感染こと釜山行で好演していたお嬢ちゃんが、今回もええ味出してたわ。

    今月末に観られる第二部では、使者たちの事情とスホンの裁判のお話になる様子。釜山行の兄貴マ・ドンソクさんも出るようで、楽しみ~♪

    エンドクレジットと共に流れる曲のチェロがよかったな。






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