終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

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    ハドソン川の奇跡  

    SULLY.jpg

    『SULLY』 2016年 アメリカ

    めちゃくちゃ面白かった!!(嬉)

    トム・ハンクス、時々苦手なので(主に泣いてるときとか叫んでるときとか)いけるやろか・・・と心配もしていたんですけど、今回は良かったなぁ。これは大好きだわ。

    というか、出てくる役者みんな良かった。ジェフのアッカートも良かったよ~~。おひげなのに。
    調査委員会のバートとスカイラーも、最初、むちゃくちゃ憎らしくてほんとやきもきさせられるのだ。
    「・・・17回です」には、思わず、内心(よっしゃ!ほれみい!)となってしまったのも彼らのおかげ。

    とにかく何がいいって、プロフェッショナルたちが仕事をする姿。人間の姿だ。
    サリーを筆頭に、各自が自分のできることをできるだけ速やかに冷静に確実にこなしていく。これが最高によかった。
    訓練、経験、技術しかないんだなぁという。それがあってこそ初めて可能になる咄嗟の判断。
    身内の元飛行機乗りも、その昔、プロペラ機で何度も何度も胴体着陸のための訓練をしたそうな。
    そしてチームワーク。事象に対しかかわりの出てくるすべての部署の。これはどんな現場にも通じるものだろう。

    結果はわかっていても、「155人全員無事」を待つまでのドキドキが止まらなかった。そしてその瞬間の嬉しさったら!!!

    今年は、自分の持っている能力でもってなんとか危機を乗り越えようとする人間たちの映画にたくさん触れられて幸せだなァ。しかも、いずれも少なくとも表面上はみな淡々と事にあたっている、という描写なのが素晴らしい。

    そうそう、エンドクレジットが流れるなか映った本物のサレンバーガー機長がとてもハンサム!(しかも誕生日が同じとわかり、なお嬉し)
    それと、観に来ている人が、イーストウッドと同い年?と思うようなおじいさんばかりだったのはなぜ。
    うーん、ほんと面白かった。



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    category: 映画感想

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    東宝にやられた夏   

    君の名は。

    昨日は、『君の名は。』を観た。 (よく見たら、。が付いてた)
    タイトルを初めて見たときは、ラジオドラマ放送中は銭湯が空になったという伝説を持つ「君の名は」なのかと思って、えらくまぁ、昔のをやるなァと感じたのですが、違いました(^^;

    1954syouchiku.jpg
    (こちらは松竹の映画版。美男美女だ今見ても。絵になるねぇ。メロドラマよねぇ。真知子巻きよねぇ。佐田啓二の前髪パラリよねぇ)

    アニメである、ということ以外は情報を入れずにオットと観に行ったのだが、これが、ど、どうなるの?とハラハラさせられる上に、何度か涙腺決壊の危機に見舞われる油断ならない一品で見入ってしまった。
    転校生みたいな、時をかける少女みたいな、さびしんぼうみたいな、過去を旅した女みたいな、生きている過去、みたいなのが子供のとき好きだった上に、のっけで出てくるたそかれ時。逢う魔が時。百間せんせ!サラサーテの盤!ツィゴイネルワイゼン!なあれが一気に心を掴むので、これはどんな話?!とわくわくしちゃったのだ。

    にしても、シンゴジラといい、これといい、今年の夏は東宝にしてやられっぱなし。
    家族には内緒だけど、シンゴジラなど面白くて三回も見ちゃった。(そのせいか、高速の台詞回しが三回目にはゆったりはっきりきっちり聞き取れるようになってしまって、リスニング力UP!みたいな要るか要らんかわからん効果もみられました)

    どちらの作品もいろいろ感じたことはあるが(突っ込みどころも)、結局自分の脳のどこかに激しく畳み掛けてくる涙腺直結の感情は、2011年の震災の記憶に他ならないなと。
    被災した友人たち、当時の恐ろしいニュース画像、その後の日本、あれから経験した数名の知り合いや身内の死。その後も続くさまざまな災害や、喜びや哀しみが繰り返される日常。
    それらがオーバーラップして、どちらの作品も、涙無しには到底見られるものではないというシーンがいくつもあったのだった。(シンゴジラのほうは、3回目は初回よりさらに涙が滲む始末であった)
    悲しくて、というより、あのときのショックが脳にダイレクトに甦る感じ。

    君の名は。は、ちなみに、使われている音楽でニヶ所ほど、悪いけどちょっとそこは黙ってくれないかな、台詞を静かにきかせてくれないかな、と感じてしまうとこがあった。インストゥルメンタルじゃだめなのかしらと。
    映像は素晴らしく、美しく、声を当ててるひとたちもとてもうまかった。(エンドクレジット見ながら、えー!と驚いた)
    ラストは現実への鎮魂をこめてああしたのかしらと思った。死者と生者両方への。
    どちらの映画もラストをああしたことで、かえって現実を突きつけられることになっているという部分でも共通していたかと個人的には強く感じた。

    生まれてきたからにはいつか死ぬ、しかし、それは、突然やって来る、運の良し悪しも自分じゃどうにもならんという当たり前の現実とともに、死者に祈りを捧げながらあくまでも逞しく自分自身が生きていかないといかん。他者には優しくな~。あと、喜八監督ぽいカラリとした精神で。とあらためて確認した夏でした。


    category: 映画感想

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    ゲッタウェイ  

    getaw.jpg

    『THE GETAWAY』 1972年 アメリカ


    観てきた、大画面!!(嬉)
    最高だ~~~~~(嬉)
    どうよ、あの細身のスーツの後ろ姿!!(惚々)


    いやいや、何度見てもいい。
    (私の持ってる古いビデオ録画、ちょっとカットされてたんだということもわかった(^^;)

    もう終わっちゃうの?もう終わり?って映画館で寂しくなったわ。
    メキシコ行って、そのあとどーすんのよ・・・っていう寂しさもあるからだけど。
    (幸せが待っているようには思えない。善悪どうこうでなく、こんだけテンションあがる日常から、ふつうの日常に戻っても無理やろ、という意味で。)

    ほんとあっという間でした。
    映画館で前のめりだったわァ
    しかも映画館、盛況だったのでにんまり。

    今回観てみたら、けっこうおまぬけさんなドク・マッコイがラブリーだった!!
    みんなそれぞれ勝手でねぇ。どいつもこいつも。ふふふ。
    一難さってまた一難。いいねぇ。逃亡劇中のたたみかけてくるサスペンス。
    そしてバイオレンス。
    ぶっ放される散弾銃。観てるこっちは一緒にいちいちぶっ放してる気分になるのだ。
    あぁ、すっきり。ここは思い切りマックィーンに同化しちゃうから最高。
    あとまぁいつものことだが、マックィーンの動きってほんときれい。無駄がない。

    THE GETAWAY5
    「化膿するから掻くな」 「ほっといてよ」なシーンが好き。奥さん、すっかりキレてるの。そりゃそうよ。
    「2人で逃げなきゃ意味がない」「いまさらなによ。知るか!」なとこも。

    thegetaway18A.jpg
    ここも好き。「ヘイ、お兄さん」て声かけるキャロルに、のって答えるドク・マッコイも。
    彼らが行ったあとでドクののみかけのコーラをのんびり飲む横のおばちゃんも。



    午前10時の映画祭、普段はなかなか観に行けないんだけれどもありがたい企画だわ。

    あぁ、幸せな時間だった。男と女の物語。
    この映画を見終わると、なぜか、いい女にならなくちゃ!!という気分になる。
    マックィーン効果かな?




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    ロスト・バケーション  

    THE SHALLOWS

    『THE SHALLOWS』 2016年 アメリカ

    初見。
    夏だし暑いし・・・と思ってゴジラみたびの衝動を抑えてこちらを観てきました。
    面白かった~。(シャークトパスみたいな作品ではなかったw)

    そんで、ビーチの名前は???という謎は残るんですけど(みんな教えてくれないのである)、
    なんだろなァ。人生、闘わなきゃいかん!という気分になったのでした。
    孤立無援の窮地をどう脱するかというサスペンスものにして、主人公成長もの。
    自分に厳しいぶん、他人にも厳しい面のある主人公が、ひとまわり大きい人間になってました。
    父親との関係も変わっていきそう。(母を思うあまり、父にはかなり厳しかった模様)

    満潮時刻干潮時刻はさておき、まず海がきれいで恐ろしくていろいろ思い出した(^^;
    自分のいやな思い出を!
    そしてサメ。おのれ、サメ。
    さらに、海での素足の恐ろしさよ・・・。いろいろととっても痛い!!!

    心のオアシスはカモメちゃん・・・あぁ救われたよ・・・

    にしても、サバイバル能力大事だな、と思わずにはおれん映画が今年は多いわ(^^;






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    シン・ゴジラ  

    ゴジラ

    『シン・ゴジラ』 2016年 日本

    面白かった~~~~~~(嬉)

    ちょっともう、のっけから夢中になってしまいました。
    あれやこれや、いろいろすばらしいです。
    (あ、もちろん初見)

    予告を二度見て、こりゃ、すっとこ映画かしら?と思ったんですけど、とんでもなかった。
    すごく面白かった。観に行ってよかったわァ。
    2011年からこっちの日本をいまいちど考える真摯さを踏まえつつ、ゴジラ映画へのオマージュがすてきで、がっつり風刺の利いたエンタメとしても最高なうえに、自衛隊が協力してる映画でこんなにちゃんとしてるのって、わたし初めて見た気がする・・・

    あと、ゴジラがねぇ、そうくるか!そうくるか!!ってわくわくしちゃった。
    あれ、いいわぁ。ゴジラ。もっかい見たい。恐ろしくて、すごくいい。

    役者さん全員よかった!!(岡本監督は写真で登場)
    石原さとみちゃんは喋るたびに、ブフっと笑ってしまったんですけど、あれもずっと見てるうちにクセになるというか、真似したくなっちゃう感じで。真似したくなるのって名作ってことだと思うので、もうあれでいい。
    ちょっと涙腺緩むシーンも一か所あった。

    うーむ、もう一回映画館で観たいぞ。

    ゴジラ2

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