終日暖気

    *大抵ネタバレしてとんちんかんな映画の感想など*

    まだまだNetflix三昧  

    W杯もウィンブルドンも、いよいよ決勝が迫ってきましたわ♪
    仕事と地球のバタバタで落ち着かず、やっと昨晩録画していたW杯準決勝2試合を鑑賞したらば、すんごい面白い!!結果がわかっていても面白い!!もう、ここらへんになるとどこのチームも大好きになってしまって、どっちにも勝ってほしいので困るのだが。クロアチア、良かったぁ。フランスもずっと応援してるから、決勝はいよいよ困るな。嬉しいな。監督たちは、各国ほんとみなかっこいい。
    今夜は、ナダルVSジョコの昨日の続きも見なくちゃならんから忙しくなる。ベルギーとイングランドの3位決定戦もあるし。
    アスリートたちの技術の美しさと緊張感って、本当にすごい。

    グレートミュージアム

    『DAS GROSSE MUSEUM』(邦題:グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状) 2014年 オーストリア

    初見。1891年に建立されたウィーン国立美術史美術館の改装に密着したドキュメンタリーでしたけど、めちゃくちゃ面白い~ 
    Netflixありがとう~♪これは見て良かった。ヨハネス・ホルツハウゼン監督。

    あ、あ、あ、ルドルフ2世の皇帝冠がっっ!!
    あ、あ、あ、陶器のフェリペ2世の頭部がっっ!!

    と、思わず呻き声を漏らしそうになる宝物取り扱いシーンもさることながら、ハプスブルグ家が蒐集した垂涎の美術品の数々を所蔵する美術館と、それを支えているあらゆる人々の活写にわくわくしてしまう一本で嬉しいったらない。

    「ここは美術館の展示室としては世界でも珍しいもので、こうした装飾も来館者への還元です。これは永遠の対話なんです。これを世界とわかちあいたいんです」

    のっけから館長がこれですもの。惹き込まれないわけがない。

    改装と共にスタッフ全員で取り組む、美術史美術館の経営戦略、未来展望、技術の確認、修復作業(ここでの”本当にこれはルーベンス?”ミステリーもたまらん!)と保存(虫との格闘!!)、美術品の配置のコンセプトと演出に関する議論、さらに、従業員の職場環境の改善議論まで見ることができるんだからすごい。
    パンフレットの従業員に必要な資質云々は素晴らしい文言が並んでいるけれど、そもそも”2020年には、私たちも他の部署に紹介してもらるのかしら?”

    過去の遺産の管理に対する各人の意識や、いわゆるマーケティングなんていう裏事情も思わず前のめりだ。
    予算確保のためのえらいさんの接待なんかも、あぁ、もうほんとにね・・・という。
    予算内で!予算内で!スポンサーのゲティ財団からの資金は?企画は取り消しになったんだよ!
    保存収集作品数の限界と規模の縮小を考えつつ、歴史的遺物の寄付はありがたく、どうしても欲しいオークションに出た貴重な美術品は予算不足で撃沈する現実。
    新しい展示を!観光客誘致のために新しく入れた言葉だよ。「帝国」美術史美術館。「帝国」だよ。そしてロゴは時代に左右されないモダン、エレガント、クラシックで!!
    専門家たちの知の結晶を眺めながら、一方でそういう裏まできちんと見せてくれるドキュメンタリーは最後まで目を離せない。

    「美術館で何が待っているのか。現代人は展示品から何を得るのか。鑑賞後人生にどんな影響があるか、何がひらめくか。500年前の美術品が自分の存在に及ぼす影響とは?」

    CMを撮影にきたディレクターの言葉はすてきだった。
    歴史のなかのハプスブルグ家についてはまた別の感慨もあるけれども、やはり美術品との出会いというのはこれなしにはおれないだろう。

    改装後のレセプションの式次第と綿密な分刻みのスケジュール組み。
    わかるわぁ、こういうのめっちゃ大変!!大事!!やらんやつにはわからんやつ!!それこそ予算にもかかわるから大変なのよ。

    祭りが終わり、無音のなかバベルの塔をじっくり眺めながらものを思う時間もたっぷりあるのだが、そして監督の意図するところはなんとなくわかるのだが、まず最初に考えたのは(ウィーンは地震なんてめったになさそうだけれど、日本は防災の面でも美術館博物館は大変だろうな)ということでございました。

    いやぁ、面白いドキュメンタリーだった~♪



    あとは、銀英伝10~12話(で終わりらしい)を鑑賞。
    10話はまぁ面白かったけれど、11話は、これまで帝国側がろくに描かれていなかったせいで微妙な気持ちに。あそこ、原作だとぐっとあがるシーンだったと思うんですけど、はぁ、片付け大変だわ。くらいのもんだった。12話に至っては、なんじゃこりゃ??と真顔になるシーン多々。ケンプを馬鹿にしとんかーい。あれだと、なんか同盟も帝国もかっこ悪く見えない?
    文句ばっかりになったけど、これで新たに原作に耽溺する中高生が増えたらいいと思いました。派生していろんな方面への読書世界が広がるから、中高生の時期にぴったりだし。
    (ケーブルTVで昔のアニメも放送していたので意を決して見てみたら、内容も人間関係の描写も濃くてすごく面白いのでびっくりした。原作通りではないところもあるけれど、おもしろーい。昔は、これ誰??やめて!!と受け入れ難かった絵も全然気にならず、いやぁ年はとるもんだなァ)



    category: 映画感想

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    合掌  

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    6月18日に加藤剛さんが亡くなられていたと知り、昨晩は古本屋さんで手に入れたこの本を早速読み耽って個人的な追悼をしておりました。
    物心ついた頃には、加藤さんの大岡越前守がそれはそれは端正かつ上品な佇まいでブラウン管の向こうからこちらを見ておられ、子供心に大人とはこういう感じの人のことを言うんだろうなぁ、きれいなぁと、勝手に心底信頼して物語を安心して追っていたような。(もちろん、母親の”加藤さんは静岡県出身でお父さんは校長先生”話や、”伊織役の竹脇さんのお父さんはアナウンサー”情報付き)
    なにを見ても内からにじみでる清廉さが際立って、こちらの背筋も自然に伸びるような心持ちになるすてきな俳優さんだった。

    「日本の『わび』も『さび』も、単に俗からの逃避のための花鳥風月三昧ではあり得ない。まず人に対しての己の心のあり方の追及が、その中心にある。膝を屈し心売らないことが基本思想にある。まず自分自身の『個』がなくて、どんな広い『連帯』があり得るだろうか。」

    加藤さんの文章を読んだのは初めてだったけれども、これがまたとても加藤さんらしい知的で芯の通った美しいそれで、厳しさやユーモアもあって何ともうまい!奥様を”わが同業者、わが友、わが妻なる一人の女”、と記してらっしゃるのもいい。その上、猫好き!!猫好き!!(二度言うた)
    三匹の侍は、数年前にケーブルTVで少し見たけれど、そんな役作りをしていたとは気が付かなかったのでもう一度やってほしい。
    猫ちゃんとの共演ドラマは残っていないのだろうか。舞台は?大河も見たい・・・

    でもまぁ、やはり心にすっかり沁み込んでいるのは大岡越前守だ。お天道様が見てるよ!のお天道様みたいなものだ。あの佇まいは確かにワタシの良心に直結していると思う!(^^;

    本は猫が枕にしているけれど、これは加藤さんもにこにこしてくれるんじゃないかしら。



    category: あなただけ今晩は

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    最悪の選択  

    悲報。マリーが怪我で欠場を決めたとのこと。大丈夫かしら・・・(T_T)無理せんといてね。
    朗報。阪神が最近打つ。頼むよ~~。そして、お友達に教えてもらったトムやペグちゃん、カヴィル氏来日情報!!え~~~、びっくりだわ~。ちょっとでいい。見てみたい彼らを目の前で。しかし、この湿気と暑さが心配だなァ。

    相変わらず気分転換はNetflixで。
    クィアアイはすごく元気が出るからもう一回season1を見返そう♪ほんと好きだなこの番組。

    で、昨晩目に飛び込んできたのが「最悪の選択」(原題:CALIBRE)。
    すごい邦題やと思ったら、

    男同士で狩猟を楽しもうとスコットランド北部へ出かけた幼なじみの2人。だが週末の旅はたちまち悪夢に転じ、人としての本質を揺るがす耐え難い試練が待ち受ける。

    なんて紹介されているので、がぜん興味が。

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    『CALIBRE』 2018年 イギリス

    のっけから(あれ?この人もペグちゃんそっくりだな。なんだろ、イギリスによくあるお顔なのかしら・・・鼻がきれい)と、しばらく顔ばかり見入ってしまったヴォーン役の青年。
    あとで調べたら、いやですわ~。ダンケルクの彼でした。(ジャック・ロウデン、ごめんなさいね。今回お名前きちんと覚えました)

    妻の妊娠に父となる嬉しさと不安と戸惑いを隠せない彼が、学生時代からの友人マーカス(マーティン・マッキャン)と山深い田舎に狩りに行くのですが、まぁ、もう、あれですわ。終始不穏。
    ヴォーンはいいひとだけれど精神的に弱い。マーカスは世渡り上手なタイプか。
    この二人が、邦題通りの選択をしていくというドラマでございました。
    短編小説のような趣があり一気に鑑賞するも、ヴォーン、いったいいつまで耐えられるだろうか・・・と眉間にしわのよってしまう余韻が。ロウデン、ダメ男もお似合いでした。
    (ジェームズ・クロムウェル系統の好みの顔の俳優さんは、トニー・カラン氏。出演作を眺めたらいくつか見ていた)

    Jack Lowden

    category: 映画感想

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    無題  

    W杯、ついに決勝トーナメントが始まった!
    早速のフランス対アルゼンチンが面白いのなんの。
    わははははは。

    1次リーグはやっぱりベッケンバウアーさん以来の優勝を前回決めたドイツが・・・
    ドイツが・・・ドイツが・・・
    (ええ、ええ、わかってる人と職場で翌朝しんみりしましたわよ(T_T))
    前回、前々回鳥肌の立つような全員攻撃、あのものすごいゲルマンな感じのカウンター攻撃が、今回は初戦から最後までさっぱり見えなかったので心配はしてたけどもさ。どうしちゃったんだろうかってさ(T_T)

    でも、アイスランドやセルビア、セネガルにメキシコ(オチョア~♪)、スウェーデンにウルグアイにあれやこれや、面白くみました。
    優勝トーナメントはどれも見逃せない試合。寝不足になるものの、楽しませてもらおう。

    テニスはマリーがようやく復帰したし、これも応援せねば。

    クィアアイのおかげで、お掃除熱も高まってるし(半日で暑すぎて中断となったが)、細胞活性化活性化。
    映画館にしばらくいけないぶん、自家発電だわ。
    大事にしまいこんでたティーカップもどんどん使おう。(いつ粉々になるかわからん)
    ティーカップといえば、この2冊は面白いなァ。

    紅茶辞典9784309761893.jpg




    category: 雑談

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    はぁ、やれやれ  

    W杯三昧の予定だったのに、とんだ地球の都合でバタバタの昨今でした。
    おかげで試合に集中できず一喜一憂、あれやこれやの毎日&仕事のあれこれで頭が爆発しそう(^^;
    今回は、自然災害における精神的疲弊について実感を伴ったあれこれが勉強になったし、あちこちに離れて住んでいる友人たちの真心が本当にありがたかった。いつもありがとう!!

    W杯は昨日のアルゼンチンには、おお!!!
    ワガクニ以外も、たくさんの国をあれこれ応援したいからまだまだしばらく忙しい。かっこいいおっさん監督たちも楽しみ。

    映画にはちょっと集中できない毎日だったので、Netflixで

    世界大戦の火種がくすぶる昭和12年、帝国陸軍中佐が設立したスパイ養成部門"D機関"。味方を欺き、敵の裏をかき、世界を暗躍するインテリジェンス・ミステリー

    ジョーカーゲーム

    というジョーカーゲームなるアニメを鑑賞。
    陸軍中野学校みたいなの?と思ったらまた違い、とても面白かった。
    最初、せっかくスーツなのにみんな中学生か高校生みたいだし見わけがつかん・・・とアニメ音痴ぶりを持て余してしまったものの、徐々に慣れて気にならなくなった。というか、スパイだから見分けのつかない顔でOKなのか。目立ったらダメだもんね。
    どれも見入ってしまったけど、「アジア・エクスプレス」と「柩」が特に面白かったなァ。
    謎めいた結城中佐がかっこいい・・・(中学生はわたしか)



    さらにNetflixで今夢中なのが、クィアアイ。
    好きな人たちがおすすめしているのを以前から気にはしていたんですけど、いざ見始めたら、これはいかん。
    めっちゃ面白い!!
    そのうえ、元気がでる。も、ブラボーでハラショーですごくいいのだ。
    5人をすぐ大好きになるし、出てくる男性たちもいちいちハグしたくなって、毎度鼻水ぶーぶーで眼が腫れるのが困るけど最高じゃないだろうかほんとに(T_T)
    まさか、こういう番組だったとはなァ。
    つい最近season2も配信されて、今から見るのが楽しみで仕方ない。

    category: 雑談

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    スペースバンパイア  

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    『LIFEFORCE』 1985年 イギリス・アメリカ

    W杯が始まってしまうとおうち映画もしばらくできないだろうということで、ずーっと未見だったスペースバンパイアを初鑑賞。
    (しかしなぁ、W杯、オランダおらんの寂しい)

    いやいやいや、面白かった~♪
    楽しいなぁ、これ(笑)


    つっこみどころも満載だけれど、すっごく面白い。
    (音楽はちなみに、ヘンリー・マンシーニ)

    スペースシャトル「チャーチル」が遭遇してしまった、ハレー彗星に隠れて?一緒に地球に接近してきた未知の巨大な何か。(傘っぽい)
    中には、ぎょっとするほど美しい女性一体と、これまた男前の男性二体の人間ぽい何かが眠っていた。
    調査のため回収するも、30日後にはシャトルと地球の通信が断絶。
    別のシャトルがチャーチルにドッキングし内部を確認すると、火災が起きて乗組員たちは亡くなっていた。しかし、まったく損傷のない透明なケースの中には美しい何かが眠っており、彼らはそれをロンドンの宇宙センターに持ち帰るのだった・・・


    よせばいいのに持ち帰るものだから、やがてロンドンは阿鼻叫喚・・・てことになっちゃうんですけど、持ち帰らずにはいられないほど美男美女!(しかも全裸が神々しい)というのが可笑しい。
    あれ、地球の男性たちがみんな、つい美女に見とれてぼーっとしてしまうんですけど、美男たちも爽やかなモデルっぽい若い青年たちなので、たとえばおっさんや女性たちだってやっぱりうっとりするはず。もちろん、美女にうっとりするのが男性だけでなく女性たちも、っていう描写も欲しい。
    そこを見せてくれたらさらに面白かったのに、と思ったのでした。あと残念ながら、美男が活躍しないのよね。

    美男美女にすっかり魅入られて、軒並みやられてしまう地球人。ええやないの。人は、美には弱いもん。

    しかも、もともと宇宙人たちは、ぜーんぜん美男美女の人間体ではなく、あくまでもチャーチル号の船長カールセン大佐の潜在的な好みを瞬時に察知した宇宙人が(こんな感じ?)って化けてみた姿だった、というのが面白すぎる。
    この船長の美の基準?が、見事に英国の人々の心ごと奪うそれで、みんなクラクラきちゃってえらい目に遭うというお話でした。(笑)

    lifeforce.jpg

    カールセン大佐の好みは、性別問わずとってもいい(笑)
    彼は、顔もプロポーションも抜群のひたすら美しい人間がお好きなのね。
    宇宙人とも気が合って、彼はせめて心中しようと?したんだけれど失敗して、なんだろ?あれ、宇宙人の仲間になっちゃたんだろか。というか、助けようとしたSASのケインとの友情(嘘)より、宇宙人との愛(??)を取ったのか(笑)

    なぜか宇宙人は、鉄の剣に弱いんですけど(それを発見した教授と美男宇宙人との間のやりとりが見たかった)、あの剣はエクスカリバーみたいなもの?

    次々地球人にのりうつっていく宇宙人の様は、大好きな「ヒドゥン」を思い出した。
    ヒドゥンの宇宙人も、本人が出てくるとちっともかわいくなかったけれど、こちらの宇宙人もかわいくない・・・。
    心中しかけているカールセンの目の前で美女があれに戻っちゃったらどうしよう・・と、見てるこっちが思わず余計な心配をするところもヒドゥンぽい(笑)
    いや、でも、カールセンはもう心で彼女と対話できるので、見た目とかどうでもよくなってるんだったわ。それも面白い。(おかげで、彼女が入っているパトリック・スチュワートとたまらずキスしていた)

    宇宙人は、ロンドンじゅうの人々の生命エネルギーを吸い取って、好み?の男を一人だけ連れてどこかへ還っていかれました。
    奇妙なお話♪


    category: 映画感想

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    喜んだり、愕然としたり  

    ぎゃー、ドーナルくんの新作はサラ・ウォーターズか!(嬉)
    読んでないなぁ。これは映画のあとにしよう。面白そう!!



    引き続き、Netflix鑑賞。

    La_Mante.jpg

    『LA MANTE』 2017年 フランス

    初見。こちらは6話完結ドラマ。
    ラ・モントってなんだろうと思ったら、カマキリのことでした(^^;
    ドラマのオープニング曲は、あれ、ドナドナじゃないのか。メロディが一緒だった。
    しかも、短縮版。
    ちょっと調べたら、ウィキには”フランス語版ドナドナは、子牛でなくラ・プティ・ギャルソンの副題がついている”とあった。坊やの受難の歌なんだろーか??

    数十年前の事件を真似た模倣犯が現れ、捜査協力を申し出る服役中の連続殺人犯、 通称"カマキリ"。その絶対条件は、刑事をしている息子が捜査に参加すること。

    という公式紹介+主演がキャロル・ブーケということで楽しみに鑑賞。
    お!お!女ハンニバル?という感じで一気に見られる作品ながら、
    突っ込みどころかなり多し!美女多し!
    つっこみつつも、ラストは泣いてしまった。
    そのまま行ったらあかん!もう一度降りて、ハグや!ハグや!と思っていたら、あぁよかった。
    キャロル・ブーケが時折見せる死んだような目、氷のような目が怖ろしくて最高で、これがまたきちんと意味があった。
    何をしても足りん。復讐にはぜんぜん足りん。と思っていたら、なるほどそうなるのか。当然や。
    やっぱりキャロル・ブーケの表情が一番良かった。最後の笑み、素晴らしかったわ。


    さらにNetflix鑑賞。銀英伝の8、9話。
    8話は、久々の帝国側で、個人的にはルッツに再会できて嬉しかった。生きてたのね~~(T_T)みたいな。(私は大丈夫なのか)見た目は自分の脳内実写劇場とは違ってたけど、ウン十年ぶりに生きて喋ってるのを見て安心した。
    いまいちだったのは、キルヒアイスとラインハルトに二人だけの親密さがさっぱり感じられないところ。
    なんでキルヒアイスはいっこも微笑まへんの?いつも能面みたいなのはなんで??あれじゃ、ぜんぜんラインハルトの親友兼お父さん兼お母さん兼兄貴に見えないわ。振り向いたらいつでも、大丈夫、って感じで見守っててくれる優しくてあったかい存在じゃなかったっけ?私の夢か?いや、原作は数百倍親密やったぞ。
    彼は出番がアレなんだから、ここをきっちりやっとかないと後々話にならんやん(心配)
    あんなんで髪いじりされても、は??なにこの二人??ってぎょっとするんじゃないかしら。原作とか知らない人が見たら。
    しかも、髪を指にからめて引っ張る(これは作者田中氏の萩尾望都さんファンらしさが出てる描写だと思う)んじゃなくて、なんかお母さんが自分の子どもの髪を直してあげるかのような撫で方で、不思議・・・。(しかも引くほど長いねん)

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    category: 雑談

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    ロンドン・リバー  

    LONDON RIVER

    『LONDON RIVER』 2009年 イギリス・フランス・アルジェリア

    さらにNetflixにて鑑賞。以前友人が薦めてくれた作品をやっと。

    2005年7月7日、ロンドンで同時多発テロが発生。ソマーズ夫人とオスマンは文化や宗教の垣根を超えて互いを支え合い、消息不明となった子供達を共に捜し続ける。

    という公式紹介を読んでから見始めたけれど、実際の物語はちょっと違うのだった。
    はっきり言うと、支え合いだすのは1時間を超えてから。
    それまでは、互いに・・・というより、ソマーズ夫人がムスリムの男性を嫌悪してなかなか心を開かないのだ。

    このソマーズ夫人を演じるのが芸達者なブレンダ・ブレシンなものだから、もう、その一方的な差別心丸出しの態度が憎たらしいったらない。
    早くにフォークランド紛争で夫を亡くし女手ひとつで育てた大事な娘が行方不明となり、半狂乱で必死にわが子を探す夫人にはぐいぐい心を揺さぶられるのだが、一方で彼女の失礼ぶっこきすぎの偏屈なふるまいの数々には「いい加減にせえよ!」とうんざりしてしまう。
    このアンビバレンツが、まぁ、わかりやすく現実を抽出しているといえるのだが。
    差別心は、恐怖心と無知からやってくる・・・そして悲劇は巡る・・・

    ちょっと気になったのは、この状況の場合、母親ならば人種だの宗教など一気にどうでもよくなるんじゃないのか・・・という点かしら。しかも、この母親は仏語ができるので、オスマンとはいくらでも話し合えるのだ。
    同時に、子供たちはつきあっていて同居していたらしいとすぐにわかる。
    それなのに1時間近くもオスマンを避けるのは変じゃないかしら。
    むしろ一緒に探しましょう!その方がはやい!!ってならないだろうか。
    娘を探すとなったら、なんだって利用するはずだ。娘の愛する人についてもっともっとなんでも知りたがるはずだ。
    なんでうちの子がアラビア語なんか習うのよ!なんてキレてる場合か。(さぁ、趣味の問題ちゃいます?って先生には苦笑されるのは、まぁもう可笑しくなっちゃうのだが)
    そのあたり、物語の都合上仕方ないとはいえ、おっかしいなァ・・・とずっとひっかかった。言葉も愛も趣味もすべては意味をなさなくなるってことを言いたいのか。きつい。

    それはともかく、オスマンの人物像も興味深い。
    彼は、奥さんと当時6歳の息子を置いてアフリカから単身フランスに渡り森林管理の仕事をしながら数十年、成長した息子の顔も性格も生活もなにひとつ知らないのだ。
    奥さんに頼まれてひとりロンドンで行方不明の息子を探しながら、名前しか伝えることができない。
    木の精霊のようなおじいさんのような仙人のようなか細いシルエットと、深遠さをたたえる眼差し。
    黙っているが、彼は息子がもしもテロの犯人だったら・・・という不安を抱えてもいる・・・

    バラバラにそれぞれの子どもを探すものの、行く先がしばしば被る二人の親たち。
    やがて共に行動するようなるが、ふたりが決して若くなく、むしろ老いた親であるためにこちらは余計につらい。
    現実は時に残酷だ。運が悪かったとしか言いようがない事象、これを己のなかで消化するというのは並大抵のことではない。理不尽さは容赦がない。言葉もない。

    真の幸せは人生を愛すること。
    私の国ではそう言う。悲しみのまま別れてはいけない。

    オスマンの言葉によって、二人はハグし、感謝しあい、良い旅を・・・と言ってなんとかきちんとお別れをすることはできたのだが。
    心を開いて理解しあった二人の親が、最後までエゴを貫くのは娘と息子が仲睦まじい様子でほほ笑む写真を互いに相手には秘密にして持ち帰るという行為のみ。
    悲しみは時が癒すといったって、きつい・・・。それでも、生きていかなければならない現実は重い。

    といって、見なければよかったというような作品ではない。
    言いたいことは十分にわかる作品で、見て良かったのだ。

    互いの子どもたちは、とても素敵な若者に育ったんだな・・・とわかるのは救いだ。
    からの延々終わらぬループ。(鬱)我に返ったとき、ふたたび現実はきつい。



    category: 映画感想

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    ドーナル鑑賞① ヘンリー隊長  

    『THE REVENANT』 2015年 アメリカ

    これまたNetflixにて鑑賞。初見。レヴェナント:蘇えりし者。
    150分以上の映画ながらちっとも長いとは感じない、しかし(撮影大変やったろうな・・・)と思ってしまう作品でした。
    あと、人間の眼玉、眼球が怖かった。表情のない、ちょっと人間らしさを逸脱しているような恐ろしいカットがいくつかあった。

    レオもよかったんですけど、トム・ハーディがめちゃめちゃ良い!!
    彼のフィッツジェラルドのおかげで映画全体がものすごく引き締まって緊張感も途切れなかったんじゃないかしら。凄みが違ったぜ・・・

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    で、その強力なオーラをばしばし出してるトム・ハーディを、終盤レオと追っかけるのがドーナルくん粉するヘンリー隊長なんですけど。
    のっけ、出てきたときから、(え、この人が隊長?みんな露頭に迷いやしないかしら・・・)と心配になってしまうヘンリー。(レオがいないとすぐ道に迷いそうだし、矢や弾がどんどん命中しそうなのである)
    中途半端に人が良く、大丈夫なん?この人・・・と不安を煽り続けてくるブレない隊長像が、ビバ・ドーナルって感じで、いやぁ、良かった良かった。オラオラ感ゼロっていうのかしら。

    Domhnall-Gleeson-in-The-Revenant.jpg

    むさくるしいひげ面でも、ふとしたショットがかっこいい。
    にもかかわらず弱そうなので、レオが「二手に分かれて奴を挟みうちにしよう」と提案したりすると、(ぎゃーやめて、一人にしたらあかんて。やめて!)感が増大。
    結局、最後まで無意識にどこかで求めていたドーナル像がきちんと映し出されていたので、(だと思った♪)みたいな満足感を得て、映画は終了したのでした。

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    レオ、お疲れ様。執念が全身からにじみ出てて良かったわ~。

    category: 映画感想

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    あれやこれや  

    紫陽花がきれいなァ・・・あの色もいいな、この色もいいな、と思っているうちに梅雨入りしたそうで、降りすぎず水不足にならずのやつでお願いします、としみじみ。まぁ、洗濯物が困るんだけども。

    君の名前で僕を呼んで、マンゴー通り、ときどきさよなら、ザ・クレーター 読了。
    君の名前~原作は、やっぱり面白く、なぜ映画があんなに響かなかったんだろ・・・と考えているけれども、じっくり考え込む心の余裕がない。

    cmbyn2.jpg

    映画のなかで唯一憮然としたシーンは、原作にはなかったんで、やっぱり監督との相性かしら。
    映画だと、あのシャツの扱いが嫌だったのだ。
    エリオが桃の種を取り出しては、ぺっ ぺっ と床に放る(のもちょっとアレだったが)んだけれども、それと同じ感じでシャツも床に放るのだ。オリヴァーのあの例のシャツ。原作のエリオはそんなことはしていなかった。
    放られたシャツは、クリーニングされて戻ってきて、それを嬉しそうに嗅いで着るエリオだけれど、あのぞんざいな放り方のあとでは私は冷めちゃっていけなかった。

    そんなとこ?って言われそうだけど、たぶん、ジャックとイニスのあのシャツのシーンが大好きだったから、無意識に扱いの違いを比べてしまったのかもしれない。
    ジャックは、イニスのシャツをそれはそれは大事に扱ったと思うぞ。そんなシーンは直接なかったけれど、大切に愛おしそうに扱う彼の姿が見えるようだったぞ。彼の見つめる先に、のレオだって、ガブリエルのシャツを本当に大事に扱ってた。
    例えば、エリオが慣れない手つきで自分で洗濯してアイロンかけるシーンでもあれば納得したのかもしれない。なーんて、そういう家ではないのはわかっているのだが。(て、これだけ文句たれといて、床に放ってなかったらすまん、映画のエリオ)

    手塚治虫の漫画はむちゃくちゃ久しぶりで、「ザ・クレーター」は初めて読む作品。(短編集)
    なかでも非常に奇妙で面白かったのが「風穴」。いろんな解釈ができて興味深い。(が、延々考える余裕はなかったのでまたいつか)


    辺境薔薇館

    次はこれを読もうっと。
    皆川さんは、作品を知るより前に、昔購入した「戦後が匂う映画俳優」という特集が組まれた雑誌のなかで

    ノーサイドminagawa.jpg

    木村功さんについて文章を寄せておられるのを読んで、それがもう(同志!!)って思うほど全面支持だったので、勝手に大好きになったのだが。
    辺境薔薇館は皆川さんガイドともいえる1冊で、何より美しいし、わくわくするような文章があちこちにちりばめられていて、真夜中皆が寝静まってからそっと広げたい感じ。辺境図書館も面白そう。


    category: 雑談

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